第4話 6ページ目

「いや、普通にミルクも砂糖も入れて。」

母さんに返事をしてから、

「貴志、珍しいね」

と、貴志に声をかけた。


貴志は眉間にシワを寄せながら、

「ん、まぁ、たまにはね。

ほら、昨日、雨うるさくてあんまり寝れなかったから」

と、目を合わせずに答えた。


ドキリと心臓が跳ねた。


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