遊園地のゲーム

@112maminosuke

第1話 ゲームの始まり

私には中学校の頃から好きな人がいた。

その人はスポーツ万能で頭もすごく良くて何より優しい。

私はそういう所を好きになった。

でもいまだに告白はできない。

その人は1ヶ月に2回ぐらい女子に告られている。

だが誰とも付き合ってないと言う。

なぜ付き合わないのかは分からない。

でも私は告白しないわけにはいかない。

だから勇気を持って告白した。

「私は中学校の時からずっと拓也の事が好きでした。付き合ってください」

すると、拓也が照れた声で言った。

「すごくうれしい。僕も中学校のときから好きだったけど、なかなか告れなくていつ言おうか考えてたんだ」

拓也は保奈美の事がずっと好きで誰とも付き合わなかった。

保奈美は嬉し涙を流した。

「お、おい。大丈夫か?」

「ううん。嬉しくて」

拓也は急に思いついたかのように言った。

「今度俺と2人でどっか行かない?」

保奈美も答えた。

「行く。遊園地に行きたい」


遊園地に行くことになった。

「何乗りたい?」

「ジェットコースター」

ジェットコースターに乗った。

「これすごくコワかったね。次何乗る?」

「うーん。じゃあ次あれ乗ろう」

拓也は指をさして言った。

指を指したやつに乗ろうとしたら、警察の人がたくさん来て乗れないようにテープで封鎖してた。

「どうしたんだろ。何かあったのかな?」

保奈美は少し心配になった。


放送が流れた。

『今からここにいるみんなにゲームをしてもらう。ルールは簡単。僕の言う物を探してここに持ってこればいい。ただし、抜け出したり見つけられなかった人には罰を与える』

「な、なにこれ?罰って何?」

「大丈夫だ。保奈美落ち着け」

放送はまだ続いていた。

『僕の探し物は、5個の風船がある。それを君たちに探してほしい。制限時間は1時間。それまでに探してね。というわけでよ〜いドン!』

「えっ?何?もう始まったの?」

「そうらしいな。さっきの警察の人がいたのと関係があるのか?」

「とりあえず探しましょう」

保奈美と拓也は風船を探した。

だがなかなか見つけれない。

「早く探さないと、時間になっちゃう」

誰もまだ風船を探せていなかった。


再び放送が流れた。

『ただいま、1人逃げ出そうとしたので、1人死にました。残りの34人の人は頑張って探してね』

「嘘でしょ。死んだって」

無惨な姿で死体が門のところにころがっていた。

その死体は、顔は爆発して無かった。

体だけが残っていた。

「私まだ死にたくない。こんなのやだよ」

「落ち着けよ。風船を探せば大丈夫だ。」

「そうは言うけど、その風船がないじゃん」

保奈美と拓也は口喧嘩を始めた。

「と、とりあえず一つでも風船を探そう」

「そうだね。じゃあ私はジェットコースターの方見てくる」

探しに行ったが風船は無かった。

 

『あと残り時間は5分』

「5分って」

「観覧車の所見てくる」

拓也は風船を観覧車で見つけた。

「おーい。保奈美。あったぞ」

「ほんと?これで助かる」

2人は風船を放送の流してる人のところへ行った。

そこには男の人がいた。

「風船を見つけれたのか。どっちが見つけた?」

「僕」

すると男の人が笑った。

そして言った。

「じゃあそっちの男は助けてやる。しかし、そっちの女は風船を見つけてない」

「な、何それ。一緒に探したからいいじゃない」

すると拓也が言った。

「じゃあその風船を保奈美にやるから、もう一つ俺が見つけるのはどうだ?」

「おもしろい。いいだろ」

「保奈美はここで待ってろ」

保奈美はうなずいた。

拓也は風船を探しに行った。

だが残り時間は4分だ。

拓也はあちこち探し回ったがどこにも無かった。


放送が流れた。

『残り時間は2分』

拓也は焦り始めた。

すると一つ思い当たる場所を思い出した。

その場所とは、メリーゴーランドだ。

拓也はメリーゴーランドの所に行った。

風船がぷかぷか浮かんでいた。

その風船を持って男の人のところに向かった。

『残り時間は30秒』

拓也はもうダッシュした。

男の人のところに着いた。

「拓也よく見つけれたね」

「まーね。これで僕達は助かるんだよな」

「お前らは助けてやる」

残り時間は10秒だった。

9、8,7,6,5,4,3,2,1,0

時間になった。

外の様子がおかしかった。

人が1人1人順番に頭が爆発していった。

保奈美と拓也以外の人はみんな頭爆発して死んでいった。

遊園地は血の海となった。

「約束通りお前らは家に帰してやる」

2人は外に出た。

拓也が頭爆発して死んだ。

「う、嘘でしょ」

保奈美も頭爆発して死んだ。

全員死んでしまった。

犯人は逃走した。

結構犯人は見つからなかった。

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