注解(column):仙人とは(前編)
【目次】
(前編)
●序文
●仙人とはなにか?
●仙人はどうやって生まれる?
●仙人の位階
(後編 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884847436/episodes/1177354054886099843)
●仙人の種類
●仙人の仕事
●仙人の末路
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●序文
本記事は異世界ファンタジー小説『抜剣入刀生死不問!』の世界に登場する超越者・仙人について設定や背景の解説、補足を目的とします。
そのため、現実に存在する「道教」や「神仙思想」からはアレンジされており、宗教的思想的な食い違いが意図的に存在しますが、ご了承下さい。
本作ではまだ触れられていない設定、今後出てくる設定、出てこない設定、既に出た設定などのまとめであり、ボーナストラック的な記事です。
◆
●仙人とはなにか?
変異性人類の一種(
国家(國脈)や文化圏が違えば、異なる性質の超越者たちが存在する(天使、聖者、聖仙、カンナギ、天狗、菩薩、如来、ミサンパィストなど)。
◆
●仙人はどうやって生まれる?
仙人になることを、
まず、仙人の絶対条件は「なろう!」と志す気持ちと、
仙人を志す者=
細かい段階は宗派によって異なるが、
これらを極めていくと、やがて修行者は
通常、受胎の時点で
後は師または後見となる仙人に見守られながら、慎重に元神の制作にあたり、完成した暁には〝
これは蝶のサナギと同じで、内部で人間だった体はどろどろに溶け、繭から出た時には細胞の一片も余さず、不朽にして霊妙の
昇仙の仕上げは、
閻国の皇族は
※無登録の仙人は基本的に邪仙扱いで、討伐の対象。
◆
●仙人の位階
1.公(
軍隊で言えば「元帥」級。菜公(お料理仙人の頂点)を除くと、大変希少である。
遡龍公は時間を行き来する門を司っており、霍黎公は月の仙境を支配し、書痴で有名な閲公は「本の国」の王と、どれも強大な存在。
2.候(
軍隊で言う「将官」。閻国では知らぬ者がいない有名所ばかり。
子供の守り神として知られる司誉夫人の他は、邪仙討伐や妖怪退治で知られる。
3.伯(
軍隊で言う「佐官」。この辺りから齢一千前後が増え、わりと有名。
仙人としては、ここからようやく一流と言える。
4.卿(
軍隊で言う「尉官」。平均年齢は五百歳以上。
5.
軍隊で言う「下士官」伍長、軍曹、曹長の段階。
6.士(
いわゆる一等兵二等兵、兵長までの下っ端。人間としての本来の寿命を超えた段階で、仙人として生きるのを諦め、凡人に還俗する割合が最も多い。
(※このうち碁仙だけは、碁を打ち続けるためだけの存在と化しているため、齢一千歳を超えている)
軍隊階級での例えはあくまで例えであり、厳密にはその位階は一致しない。また仙人の世界は縦社会であるが、軍隊ほどガチガチに上意下達でもない。
各位にはそれぞれ一級品(
また、位階の高さと実力の高さ、年齢は必ずしも一致するとは限らない。
例えば大夫位の鬼城子は、霍黎公の弟子で齢六百を超すが、俗心に偏っているため昇級出来ていない(それだけ人間らしい、とも言う)。
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(後編へ続く)
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