二日目と狐のお兄さん
「何ここ…」
「ほら、アンタだから言ったじゃない」
「すっごい綺麗だね!!」
「嘘でしょこの子」
なんじゃこいつらほんと騒がしい、こんな異形のモノだらけでよく怖がらないなそう言えば。
〈ゴホンッ、よく来たな小娘共儂は…〉
「え、来る時の声の人」
「そう言えばどこいるのさ…絞め殺すから出てこい」
〈え、ちょっとなんで分かった出てくるから許して〉
「え、チョロいんだけど」
出てきた“お化け”は小さな猫又でした、すっごく可愛い手のひらサイズ。
「え、やっだすごい可愛い」
〈失敬な、これは我の仮の姿なのじゃ本来ならばお前らなど一思いに潰せると…〉
「わぁ、ここきれーい」
〈聞けよ話!〉
〈お前らは怖くないのか、あっちには一つ目も、ろくろ首だっているぞ!〉
「ううん、全然?」
「だってねぇ…」
「コスプレでしょ?これ」
〈ちげーし、本物だわ!〉
「まぁまぁ、いいじゃないか猫又」
私たちの目の前に出てきたのは和服姿のイケメンさん。ただし、もっふもふの耳としっぽの生えた。
「やっばイケメンじゃん」
「あ、ちっさい頃の狐のお兄さん!」
「やぁ、ようこそ君達」
かっこいいお兄さんと、えーと、猫又?に会ってから二日目は幕を閉じたのでした。
---------------- 8×キリトリセン ----------------
終わりがへん?気にしないでくださいよ!お願いします!
妖達と黄昏時 @ENE1224
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