第2話
まるで映像からでて来たんだと言わんばかりに大量の人肉の切れ端、血、目がない人などがわんさか道を埋め尽くしていた。
それは夢ではない。今自分自身に起こっている出来事なんだと彼が気づくには時間がかかった。
もしかしたら数日前からこの状態だったのかもしれない。もしくはなんらかの予兆らしきものがあったのかもしれない。
だが、外に出る事は愚か、外を眺めようと思う事すら無かったのだから予兆が無かったともあったとも言い切れない。
とにかくれんはこの状態をなんとか打破しなくてはならないと考えたが、どうしようもなかった。
れんはたまらなく叫び出した。
「ゔぁぁぁぁぁー!!!」
れん自身叫んだ後に自分の聞いたこともない驚いたくらい低く汚くなにかを吐き出すような声だった。
最後のキミは夢 瀬谷このは @Konoha_seya
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