第3話

テニス部に入ったのは俺を含めて7人だったがそのうち2人はすぐに辞めてしまった。

そして残ったのは男子2人と女子2人男子は俺と同じクラスの清水、女子は1組の神田さんそして例の女子、高野さんが残った。

部活は週に3回と少し多い気もしたが、休んでめんどうを起こすのも嫌なので毎日通っていた。

ある日部活終わった後、雨が降ってきた。普段自転車で投稿している俺は仕方なく電車で帰ることにした。

すると、社交的で前から少し話していた神田さんが3人で一緒に帰ろうと誘ってくれたので、少し緊張しながらも話したことのない高野と話してみることにした。

帰り道2人の話を聞いていると、色々なことわかった。

・2人は中学からの同級生でとても仲の良いこと

・神田は社交的で明るくて高野は少し内向的でおとなしく正反対の性格だが、それが逆に噛み合っているみたいだ。

・ちなみに2人とも好きな人も彼氏もいないみたいだ(流れで知った)

こんな仲の良い2人を見ていると自分は邪魔なんじゃないかと少し不安になりつつも、好きな歌手とか目標とかなんでテニス部に入ったのかなどたくさん話しかけているうちに、とても暖かい気持ちになってきた。

だが、やはり幸せな時間はつかの間であっという間に最寄り駅に着いてしまった。

「茅野くんまた明日ね。」

少し寂しく思いつつも、軽く返事をして見送った。

この日新しい居場所ができたと思った。心の中で卒業までよろしく。とそっとつぶやいてみた。

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学校 @syutendoji

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