ドン・キホーテの想区

 風の吹く草原に降り立った一行は、直後、ヴィランの集団に囲まれる。

 そこに、槍と盾で武装した老人が駆けつけるが、彼はヴィランと戦う前に腰痛で倒れ込んでしまう。

 彼を無視してヴィランを倒したエクスを、老人“ドン・キホーテ”は自分の家来サンチョと勘違いしてしまう。エクスはサンチョと勘違いされながら、彼とともに街に丘に、悪魔退治へと向かう。


 魔女の荒野にてぎっくり腰が再発したため町に戻ってきた一行。手分けして魔法使いの情報を探していると、ドン・キホーテとエクスのもとに一人の吟遊詩人”ロキ”が現れる。ドン・キホーテとサンチョの事を知っている模様のロキ。エクスは自分がサンチョではないことを主張するも、ドン・キホーテとの誤解は解けず、ロキは去ってしまう。

 その後、街に押し寄せてきたヴィランの大軍を退けた一行とドン・キホーテは街の人に受けいられ、祝賀会が開かれる。

 祝賀会の最中、一人外で休んでいたエクスは、ロキに声を掛けられる。ロキは、ドン・キホーテを運命の書に縛られた「哀れな老人」と呼ぶ。困惑するエクスに一行の戦いに意味はあるのか、この世界を守る意味はどこにあるのかと問いかけるロキ。カオステラーについても知っているそぶりを見せるロキにエクスが問いかけようとするも、途中でレイナに声を掛けられ、その間にロキは姿を消す。


 ドゥルシネア姫を探しに街をでたドン・キホーテを追いかける一行。森の中で発見したドゥルシネア姫から、風車の丘にヴィランの発生原因に関係があるかもしれないと聞いた一行は、ドン・キホーテとともに風車の丘へ向かう。

 この想区のカオステラーは、強すぎて具現化してしまった妄想”風車の巨人”にとりついていた。エクスはロキの言葉を考えながら巨人を倒し、新たな想区へと向かう。

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グリムダイジェスト @kesorumo_peita

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