応援コメント

第百九回 漢将は渭城と茂陵を取る」への応援コメント


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    いよいよ終わりに近づくかのように、長安の手足をもぐかのような漢軍の長安周辺都市の陥落が続きますね。劉曜が索綝と韓豹と対峙して、その軍を拘束してしまい、兵力と将で勝る漢軍が兵を分けて、周辺都市の弱体な守備軍を破る戦略でしょうか。地味で、時間を要しますが確実な戦略ですね。

    >そこは趙染で突っ張る方がよかったかなあ。
    前回のコメントのこれは、私もそう思います。趙雲の子孫は弟に従うしかない個性もなく、祖父のような忠誠もないキャラが何もないですから。漢に対抗しようとする石勒や張賓に抗議して、漢軍に来る人物も張氏か趙氏に一人欲しかったですね。忠臣=人格者ではないということで。

    >張驥の如き猛将であっても十合を過ぎずして吾に討ち取られた。
    第百七回の呼延顥のこの発言はどうでしょう? 三人がかりで、打ち取ったのは呼延攸で、彼はいなかった感じが(笑)。間違いというより、いつのまにか、脳内で都合のいいように記憶を変えてしまうキャラな方が面白そうですな。

    夏侯騄配下の狄猛とは、これまたなつかしい名前がでてきました。狄猛はそこそこ斉万年と戦えたので、子の狄鴻の方が強いと聞いて期待していましたが、評判倒れでした。かなり雑になっている印象です。

    ただ、正直、百八回・百九回の涇陽・渭城・茂陵はほとんど説明なく、落としてもよかったとは思います。こういうテンポが悪いというか、小さい戦闘まで描写してしまうので、三国志後伝の持つ大きな欠点の一つですね

    作者からの返信

    こんばんは。
    いよいよ大詰めに入ってまいりました。

    〉長安の手足をもぐかのような漢軍の長安周辺都市の陥落が続きます

    これまでとは様相が異なりますね。
    司馬業を中心に関中の軍勢が糾合された結果かも知れませんが、新豊をはじめ長安の東と北が主戦場になっている印象です。関中の軍勢を尽くした総力戦ですね。
    それを薄皮を剥ぐように攻めつぶしているわけですから、劉曜も成長していますね。


    〉漢に対抗しようとする石勒や張賓に抗議して、漢軍に来る人物も張氏か趙氏に一人欲しかった

    そして、魯徽を殺して祟られるだと刺激が強すぎますね。関羽のように兵に優しく士大夫には無礼という人格もありえますが。


    〉第百七回の呼延顥のこの発言はどうでしょう?

    張驥を討ち取ったのは呼延攸でしたね。
    まあ、酉陽野史の誤りだと思います(笑


    〉狄猛

    登場は初期も初期でしたから懐かしかったですが、狄鴻はあっさり退場でしたね。見せ場を作るのがおしなべてヘタな感じを受けます。


    〉涇陽・渭城・茂陵

    蛇足感アリアリでしたね。欠点です。
    仰る通り、落とした情報だけあればよく、中途半端な戦は省けばよかったと思います。本線前に大事なのは新豊の戦くらいですからね。。。