応援コメント

第十五回 劉沈と張光は長安を攻む」への応援コメント

  • ここの戦闘は好きですね。どっちが勝ってもおかしくないし、城内に入り込んだ軍勢が孤立するというのは珍しい展開です。大体は城内に侵入したら、城門を簡単に奪えるのですが、守城兵器が活躍しましたな。『進軍が遅れたため、負けた』という描写があるだけの史実をここまでリアリティを持たせた手腕が見事ですね。

    また、あの上官晶と互角に戦った衙博がここでも強かったのはよいですね。こういう脇役でも武将の強弱が唐突に変わるところが少ないのが、三国志後伝の長所でしょう。

    なお、通俗續三國志百二十八回で霍原はすでに死んでいますが、ここらは気が向いたら注釈ください。(笑)

    張光とのやり取りを見ると、河間王もそれなりに士を遇する気概はありそうです。こういうそれぞれに見所があるところが、八王の乱の昏迷を深めたのかもしれません。

    十六傑は三人の欠員です。張光はまだこれから先に活躍があります。

    西晋十六傑(十四路諸侯+二)
    ✕ 征西大元帥・陸機
    荊州刺史・劉弘
    西涼刺史・張軌
    幽州惣官・王浚
    揚州刺史・陳敏
    幷州刺史・劉琨
    廣州刺史・陶侃
    青州刺史・苟晞
    豫州刺史・劉喬
    樂陵太守・邵續
    滎陽太守・李矩
    ✕ 雍州刺史・劉沈
    順陽太守・張光
    ✕ 武威太守・馬隆
    南平太守・應詹
    南中郎将・祖逖

    作者からの返信

    こんばんは。

    〉城内に入り込んだ軍勢が孤立するというのは珍しい展開

    さすが長安ですなあ。。。規模が規格外なんでしょう。


    〉守城兵器

    兵器というか、シャッターですよね(笑


    〉『進軍が遅れたため、負けた』

    簡素ですね。後続する軍勢が遅れて間に合わないか。。。北周武帝の北齊平定戦に似たような局面があった気がします。門が閉まって取り残される感じで。こちらは助かりましたが。


    〉上官晶と互角に戦った衙博

    『通俗續三國志』第九十三回 李流の輩は官寨を夜襲す、でやり合ってますね。上官晶は李特の部将としては屈指の猛将ですから、衙博も相当なものです。


    〉霍原

    ご指摘ありがとうございます。
    林成も頑張ってますね。先を急ぐので最近は開き直り気味になってきました(笑


    〉河間王もそれなりに士を遇する気概はありそう

    最初は小物クサイ感じだったんですけどね。段々とレベルアップしたんですかね。こうして見るとなかなかの器ですが、司馬氏は人格が不安定なのかなあ。。。齊王、成都王にも見られる傾向ですし。


    通読したのにこの後の張光の出番とか全然覚えてない。。。ヤバイなあ。