応援コメント

第四回 王豹は諌めて却って殺戮せらる」への応援コメント

  • 東海王・司馬越、葛旟、董艾が悪者になっていますが、実は史実において、この王豹の諫言を司馬冏に「小子、骨肉を離間す」と評し、「なぜ、銅駝下に討ち殺されないのか」といって、鞭殺させたのは、誰有ろう長沙王・司馬乂だったりします。まだ若い長沙王に深い魂胆がなかったと思われますが、本当、八王の乱の複雑さは本当異常ですね。

    東海王に悪者になってもらって、なんとか、理解しやすくしようとした酉陽野史の苦労が忍ばれますな。

    もっとも、史実の方の長沙王は、小勢力ゆえに洛陽がいたわけで、新野王・司馬歆の方が大勢力ではあったりします。表面上の実力と、実際持っている実力(トップの才覚や持っている精鋭)のアンバランスがまた、認識の違いを呼び、混乱を生んだのでしょう。

    作者からの返信

    こんばんは。
    ご教示ありがとうございます。

    > 誰有ろう長沙王・司馬乂だったりします。

    これをそのまま書くと、「登場人物全部悪人」状態になるので、読者は混乱するでしょうね。しかし、『晋書』など史書によるとそうなるのであれば、何を以てそういう行動をしたか、という点を明確にできるとよいのですが。誰かチャレンジしてみないかな(他力本願)。


    > 新野王・司馬歆の方が大勢力ではあったりします。

    『續三國志』では小物風に描かれていましたが、司馬懿の孫、司馬駿の子ということで毛並みはよいのですね。この辺りは通史を一回丸呑みしないと見えないところだからなあ。。。いずれはやりたいですが、今は更新に集中ですね。