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2018年1月5日 22:41 編集済
ついに、「續後三國志」がはじまりましたな。祭りというべき大会戦が終わり、ドラマでありそうな硬い感じの歴史ものになった感じがします。鍵を握るのは、八王の生き残りの五人。斉王・司馬冏、成都王・司馬穎、長沙王・司馬乂、河間王・司馬顒、東海王・司馬越ですね。この五人は、司馬顒は司馬孚の孫という血筋と地の利によるものが大きいでしょうが、司馬一族の中では傑出した駿才という感じは受けます。もはや、恵帝に権威はなく、西晋の基盤も危うい状況ですが、斉王の認識はいまだ中央の政権を握ればなんとかなるというもののようですね。父・司馬攸の頃の認識が頭から離れなかったということでしょうか。盧植の曾孫である盧志が司馬穎の参謀として、ぐっと存在感をつけてきました。晋側で盧志・祖逖は会戦時でも失策はありませんでした。こちらにも注目です。太子が立てられたので、久しぶりに西晋のリストです。司馬覃が太子になっていたことを実は忘れていたので(笑)親公王のリストにも追加します。(帝室)恵帝:司馬衷皇后:羊献容太子:司馬覃執政:司馬冏・司馬越(八王)斉 王・司馬冏長沙王・司馬乂成都王・司馬穎河間王・司馬顒東海王・司馬越汝南王・司馬亮(死亡)楚 王・司馬瑋(死亡)淮南王・司馬允(死亡)※八王にいれる説あり趙 王・司馬倫(死亡)梁 王・司馬肜(死亡)※八王にいれる説あり(親王公)瑯琊王・司馬睿南陽王・司馬模呉 王・司馬晏范陽王・司馬虓東瀛公・司馬騰東安王・司馬繇新野王・司馬歆予章郡王・司馬熾東平王・司馬楙清河王・司馬覃→太子へ追伸>五胡クラスタのみなさまはむしろこっからがお楽しみでしょう。私は三国志ファンなので除外ですね(笑)実は、五胡は三国志後伝が終わるまでの時代までしか興味がほとんどないです。五胡の話題は、慕容恪のまとめとwiki改変以来、自分で原文や論文を全て当たらないといけないと感じ、さすがに面倒に感じました(笑)>内訌の対立軸があんまり明確じゃない気がしました。王の周りの寒族と皇帝の周りの貴族の対立が中心でしょうか。寒族同士も出身地により対立しやすい構造があるのでしょう。騒乱の範囲が洛陽で治まらず、鄴・長安と半径が段々広くなっています>祖逖はもっと面白くできただろうに、と。もったいない。祖逖は小説十八史略で知っていたので、初登場の時は、漢将キラーとして水滸伝の石宝ポジを期待したのですが、さほど強い描写がなくて残念でした。石勒に匹敵するスペックがあると期待したのですが。
作者からの返信
こんにちは。〉「續後三國志」がはじまりましたな。始まりました。五胡クラスタのみなさまはむしろこっからがお楽しみでしょう。〉ドラマでありそうな硬い感じの歴史ものになった感じがします。ここからはほぼガチの歴史小説ですよね。前半『續三國志』はなんだったのか。。。〉司馬一族の中では傑出した駿才という感じは受けます。通して朱を入れては見ましたが、内訌の対立軸があんまり明確じゃない気がしました。通読したら見えてきますかね。〉斉王の認識はいまだ中央の政権を握ればなんとかなるというもの外敵への危機感はなさそうです。洛陽は賈南風の頃からあまり代わり映えしませんが、長安、鄴との関係が大事になってきますね。〉晋側で盧志・祖逖は会戦時でも失策はありませんでした。こちらにも注目です。祖逖はもっと面白くできただろうに、と。『世説新語』とか参照するとなお楽しめます。もったいない。〉久しぶりに西晋のリストです。ありがとうございます。すでに死屍累々ですが、八王の乱はまだまだ続きますから。晋の宗室は大変でしたね。うーむ、羨ましくない。
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ついに、「續後三國志」がはじまりましたな。
祭りというべき大会戦が終わり、ドラマでありそうな硬い感じの歴史ものになった感じがします。
鍵を握るのは、八王の生き残りの五人。斉王・司馬冏、成都王・司馬穎、長沙王・司馬乂、河間王・司馬顒、東海王・司馬越ですね。この五人は、司馬顒は司馬孚の孫という血筋と地の利によるものが大きいでしょうが、司馬一族の中では傑出した駿才という感じは受けます。
もはや、恵帝に権威はなく、西晋の基盤も危うい状況ですが、斉王の認識はいまだ中央の政権を握ればなんとかなるというもののようですね。父・司馬攸の頃の認識が頭から離れなかったということでしょうか。
盧植の曾孫である盧志が司馬穎の参謀として、ぐっと存在感をつけてきました。晋側で盧志・祖逖は会戦時でも失策はありませんでした。こちらにも注目です。
太子が立てられたので、久しぶりに西晋のリストです。司馬覃が太子になっていたことを実は忘れていたので(笑)親公王のリストにも追加します。
(帝室)
恵帝:司馬衷
皇后:羊献容
太子:司馬覃
執政:司馬冏・司馬越
(八王)
斉 王・司馬冏
長沙王・司馬乂
成都王・司馬穎
河間王・司馬顒
東海王・司馬越
汝南王・司馬亮(死亡)
楚 王・司馬瑋(死亡)
淮南王・司馬允(死亡)※八王にいれる説あり
趙 王・司馬倫(死亡)
梁 王・司馬肜(死亡)※八王にいれる説あり
(親王公)
瑯琊王・司馬睿
南陽王・司馬模
呉 王・司馬晏
范陽王・司馬虓
東瀛公・司馬騰
東安王・司馬繇
新野王・司馬歆
予章郡王・司馬熾
東平王・司馬楙
清河王・司馬覃→太子へ
追伸
>五胡クラスタのみなさまはむしろこっからがお楽しみでしょう。
私は三国志ファンなので除外ですね(笑)
実は、五胡は三国志後伝が終わるまでの時代までしか興味がほとんどないです。五胡の話題は、慕容恪のまとめとwiki改変以来、自分で原文や論文を全て当たらないといけないと感じ、さすがに面倒に感じました(笑)
>内訌の対立軸があんまり明確じゃない気がしました。
王の周りの寒族と皇帝の周りの貴族の対立が中心でしょうか。寒族同士も出身地により対立しやすい構造があるのでしょう。騒乱の範囲が洛陽で治まらず、鄴・長安と半径が段々広くなっています
>祖逖はもっと面白くできただろうに、と。もったいない。
祖逖は小説十八史略で知っていたので、初登場の時は、漢将キラーとして水滸伝の石宝ポジを期待したのですが、さほど強い描写がなくて残念でした。石勒に匹敵するスペックがあると期待したのですが。
作者からの返信
こんにちは。
〉「續後三國志」がはじまりましたな。
始まりました。五胡クラスタのみなさまはむしろこっからがお楽しみでしょう。
〉ドラマでありそうな硬い感じの歴史ものになった感じがします。
ここからはほぼガチの歴史小説ですよね。前半『續三國志』はなんだったのか。。。
〉司馬一族の中では傑出した駿才という感じは受けます。
通して朱を入れては見ましたが、内訌の対立軸があんまり明確じゃない気がしました。通読したら見えてきますかね。
〉斉王の認識はいまだ中央の政権を握ればなんとかなるというもの
外敵への危機感はなさそうです。洛陽は賈南風の頃からあまり代わり映えしませんが、長安、鄴との関係が大事になってきますね。
〉晋側で盧志・祖逖は会戦時でも失策はありませんでした。こちらにも注目です。
祖逖はもっと面白くできただろうに、と。『世説新語』とか参照するとなお楽しめます。もったいない。
〉久しぶりに西晋のリストです。
ありがとうございます。
すでに死屍累々ですが、八王の乱はまだまだ続きますから。晋の宗室は大変でしたね。うーむ、羨ましくない。