第4話

最早体を動かすことはかなわずただうずくまって死の恐怖に怯えていた。ここに来るまでは諦めていた生への執着が今まさに限界を迎えようとしていた。

竜のはばたきによって起こる風が痛い。いわゆる無常の風というものだろうか。

まだしにたくない。まだしにたくない。

直後爆音と共に激しい風が巻き起こった。それは明らかに竜のものではなく竜を吹き飛ばす反対方向の風だった。

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病弱なぼくが異世界に転生してハーレムを築いてみた たどころこうじ @sukesan

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