人類の安息か、神々の安息か。

 神々が安息を手に入れる施設が舞台。ニホンオオカミの神とドードーの神は、いつか人類の神に抗議しようと話していた。そこに、洗濯板の神がやってきた。そう、ここは、人間に忘れられた神々が集っていたのだ。
 そして、新たな神がまたやってきた。彼は若かった。つまり、新型の神だった。それなのに、人間は彼を一度しか使わずに、廃棄したのだ。
 さて、彼は何の神だったのか?
 人類の休息と安息。神々の休息と安息。
 それは互いがもたらすものなのかもしれない。

 視点が面白いこの一作。
 
 是非、御一読下さい。

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