かわたれの星

登場人物

【魔の国の魔術師達】

ディオタヒス・カエルレ・コロルアストレクス・グローリア・ペルペノクス

魔の国を収める王であり全ての魔術師の上に君臨する現魔術王。魔力量・魔術センス共に頂点を制する者として相応しい能力を持ち、仇なすモノは存在しないと言われている。仕事をサボっては優秀な人材を見つけて部下にするので政は奇跡的に動いている。才能ある魔術師にちょっかいを出すのが趣味。


ツメルスキ・ゼルカソツェ

千年に1人の逸材と噂される程の魔力量を持った魔の国の最年少魔術師。ディオタヒスに「魔術センスを磨けば我に匹敵する魔術師になれる」と言われ、直々に魔術の手解きを受けている。自由な発想で様々な魔術を編み出しているが、殆ど食べ物に纏わるものでディオタヒスを呆れさせている。


レーヴェシュトルツ・シュテルンリヒト

類稀なる魔術センスをディオタヒスに認められ側近に抜擢された魔術師。属性の違う魔術を掛け合わせて展開する昇華魔術を十八番としており、展開される魔術の手数の多さはディオタヒスも唸る程。ディオタヒスの秘書も兼ねており、脱走犯と化している彼を如何にして諌めるか日々悩んでいる。


フェニーチェ・セレイェ・ダノーラ

禁忌魔術を己の体に封印している魔の国の魔術師。魔術の副作用で常に状態異常毒にかかっており解毒も不可能。よく喀血しているので体の弱い魔術師と思われがちだが、魔術本来の効果である魔力無尽蔵・魔攻特大強化付与により強力な魔術を放てる国随一の攻撃特化型魔術師。喀血し過ぎて貧血気味。


【逃亡者達】

ミカエル・ウィータエテルナ・アウローラ(偽名:ヨクラト)

不可能とされてきた不死の魔術を編み出した伝説の魔術師。編み出した魔術はとある理由から禁忌魔術に指定され、本人も危険人物として指名手配されている。魔術で姿、性別すらも変えて百年近く逃走を続けており、今や正しい姿を知る者はいない。実は本人も忘れており、日毎に姿が変わる。


クレール・ジェネロテ・ド・エクラトス(偽名:ルーキス)

海の国の高名な魔術師一族の末裔。トップクラスの魔術師を輩出する事で有名な一族の元に生まれたが魔力量は0に等しく魔術に素養無き者と判断した当主によって世間から隠すように幽閉され育てられた。実は周囲の魔力を吸収する特異体質であり、放たれた魔術すらも吸収、無害にする異端の魔術師。


【魔術師御三家】

ティルゲルト・ビフォード・フォン・アルトベスティエ

魔術師御三家のうちの1つに数えられる冥の国の古い一族の現当主。魔力量・魔術センス共にトップクラスの優秀な魔術師だが厭世家で人前に姿を現さず、噂話で存在を認知する魔術師も多い。弟子は取らない主義だが押しかけ同然で弟子になる強者もおり、困惑しつつも優秀な魔術師を育てている。


シャーロット・レイ・クリムクロウ

魔術師御三家のうちの1つに数えられる高名な魔術師一族の現当主。千里眼という何でも見通す魔眼の持ち主であり、その力を見込んだ光の国の王から請われて王の相談役となっている。趣味は魔眼で来客の未来予知を見、来客の好みのお茶とお茶菓子も見通して用意し、来客をほっこりさせる事。


フェグリア・デューク・グランパルドレ

魔術師御三家のうちの1つに数えられる火の国の高名な一族の跡取。魔力量・魔力センス共に一族で歴代最高の魔術師と国中で専ら評判になる程の実力者だが、本人に家を継ぐ意思はない。幼少の頃に1度だけ召喚に成功し、再会を約束した精霊に再び会う為、精霊探しの旅に出る事を望んでいる。


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かわたれの星 @yamatori1109

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