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第6話 あの人が何故苦手なのか(『タッチ』)」への応援コメント


  • 編集済

    浅倉南 嫌いから検索してたどり着きました
    興味深い考察でした。

    しかし西村の件についてだけ異論を述べたいと思います。

    西村について
    >>女子に面と向かってブスブス言ったり容姿の優れた子とそうでない子を明確に差別する男子は交際相手として避けた方が無難であろう。

    と書いてあり、もっともでしかないのだが、西村はあの幼馴染のマネージャだからこそ、ブスブス言っていたわけで、他の女子には流石に言っていないと思う(南とマネージャー以外の女と接する場面がほぼないので確定ではないが)

    まあ親しき仲にも礼儀ありという言葉があるように、いくら幼馴染だからってそんなことを言うような男はあかんからNGだという意見は道理なんでいいのですが、西村は後で書くが恋愛精神年齢が小学生レベルだろうから、単に何言っても離れない幼馴染に甘えていただけだと思う。

    つまり南も困ってはいたが、そこまで危険視はしていなかったと思う。

    ではなぜ南が西村には塩対応気味で困ったかというと、
    新田や原田など、他に南に好意を寄せていた存在と決定的な違いがあったから。
    新田も原田も、コタロウ君も、みんな南が達也を好きだと気づいていた。
    その上、原田は見守るポジションになり、新田もムリゲと思いつつも、それとなくアプローチするにとどめていた。

    でも西村は南が達也を好きってことすら気づいていないか、気づいていても深く考えてなかった可能性が高い。
    だから他の人と違いああも図々しく積極的だったので南は困っていたのであるw
    西村のあの性格なので、もし南が達也のことが好きとか付き合ってるとか思っていたら、南を巡って野球で勝負みたいなことを達也にふっかけることすらありえるのだが、そういう素振りは皆無だった。
    恋愛精神年齢が低いから、南と達也の関係性について、全然分かっていなかったのだろう。近所の幼馴染くらいにしか考えてなかったのだろうかw

    負けて打ちのめされて初めて素直になれたと後に南に語る場面があったが、その時には自分の気持ちに素直になったと同時に、南や達也の関係性には気づいていたと思う。
    実際南の味方を称し、自分の経験から負けたほうが達也は南と上手くいくかもしれないことを仄めかしていたのだから。


    最期に追加すると、敵(南)を甘く見るなとのことですが、
    西村はやべーやつだが上手く対応してるについては、
    敵を過大評価しすぎだと正直思いましたw

    単に幼馴染に甘えて態度の悪い恋愛頭小学生の西村君ってだけだと思うので、南にとって危険やつではないと思うからw

    作者からの返信

    eiitirou様

    コメントありがとうございます。

    自分にはなかった西村観でしたので新鮮でした。そうかもしれませんね……。
    ただ男子の「まだまだガキなんだから許してあげなよ」で免責されそうなことは、往々にして女子には恐怖でしかなかったりもしますので害が無いとは言い切れない気もします。

    これを書いていた時には南ちゃんより西村に思うところがあったんでしょうね、おそらく。かなり昔に書いたので今となっては動機が思い出せないのですが。

    あだち充漫画って主人公とヒロインや重要キャラとコメディーリリーフキャラの造形がまったく違うあたりが非情だし、西村はあだち漫画のあの系統のキャラクターの悲哀を感じられるので嫌いではないのですが、まああの扱いは仕方ないなという思いを時間が経つごとに強くしています。

  • 前略 大塩と申します。
    浅倉南に関する記事、大変面白く読ませていただきました。
    僭越ながら本記事をもとに私のブログで一筆させていただいた次第。
    "大塩高志" "断片談義" で検索すれば引っかかるので、お立ち寄りくださいませ。草々

    作者からの返信

    Oshio_t 様

    初めまして、お立ち寄りありがとうございます。

    本稿を楽しんでいただけたとあって恐縮しております…ありがとうございます。

    ブログも後ほど読ませていただきますね。

  • すごい。面白かったです。特に牛丼のくだり。ものすごい説得力です。「……でも、タッちゃんと食べる牛丼が南は好きだな」のコマ、完全に頭に浮かびました。

    そうか、彼女はあの関係を平和裏に維持するために尽力していたのか。これはちょっと目からウロコでした。でも、これも説得力ありますね。激しく同意します。

    これまでは、あんな子現実にはいねーよ、と切って捨てていただけでしたけど、これまた改めて『タッチ』を読み返したくなってきて困っています。

    あと、コメント返信にあった三田寛子さん。私もこれはまったく同じことを思ってました。ちなみにまったくどうでもいい話ですが、あだち充さん原作の『みゆき』の映画版の妹じゃないほう(確か)のみゆきを三田寛子さんがやってて、井筒和幸監督、先見の明あり……というほどのことではないのですけど、一応。

    それにしても、このエッセイ、本当に面白くて、紅茶入れたのをすっかり忘れてしまって冷めちゃうくらいで、すごく楽しく、ありがとうございました!

    作者からの返信

    そこまで楽しんでいただけたとは……光栄です。

    エッセイ本編でも語っていますが、南ちゃんの置かれている状況ってかなりしんどいものだなって気が付いてから、考えが変わりましたね……。達也も和也も肝心の南ちゃんの意志は確認しないし、特に望んでもいないのに他校生のファンは勝手に増えてチョロチョロするし……。普通の子だとストレスでやられるな、と。

    「みゆき」の方は概要しか知らなかったんですが、映画版で三田寛子さんが出ていたとは! 驚きました。しかも監督が井筒和幸……びっくりです。

    紅茶冷ましてしまってすみません。色々言いたくなる面もあるけれど『タッチ』は面白い漫画ですし、私も読みたくなりました。

  • サーッとタイトルだけ見て、タッチなら分かると思って読み始めましたが、すごい説得力があって笑ってしまいました。
    とくに南ちゃんのお母さんになったらのところは、成程、たしかに。
    個人的にはそばにいたら面白そうな人ってイメージになりました。

    作品はそれを読んだり見たりした年にも印象は左右されるかもしれないなと思います。
    私がタッチを見たのは小学生だったせいか、浅倉南はいまだに年上のお姉さん感覚で、彼女についてどうこう考えたことがなかったので、とても面白かったです。

    作者からの返信

    相内充希様

    初めまして、ようこそお越しくださいました。

    なんだか言いっぱなしなエッセイを楽しんで頂けてホッとしおります。

    南ちゃん……私も小さい時は綺麗なお姉さんというイメージだったのですが、成長して原作や再放送に接するうちに「ん? 高校生になったけどリアル女子はあんなんじゃないぞ?」となることが増えてきまして、紆余曲折を経たのちにこのような考えに至った次第です。

    なお言うと、テレビで三田寛子さんを見かけると「南ちゃんってこういう人になってそうだな」とちょっと思っています。

    変なエッセイと変な小説ばかり書いてますが、またお気軽にお立ち寄りくださると嬉しいです。