壊れそうです。

あなたと喧嘩をしました。

初めての喧嘩でした。

胸が張り裂けそうでした。



仲直りしたい。

だけど謝れない。謝りたい。


スマホを握る手が震えました。

あなたのLINEを開いて

そっと文字を入力します。

何度も消します。

また打ちます。

でもやっぱり消します。



「さっきはごめんね。」



ほぼ同時に送られたメッセージは

二人の画面に映し出されました。



本当の仲直りは

会ってからでした。



たくさん話をして

私はあなたの顔を見ました。

優しい顔をしていました。



ぎゅっと強く抱きしめて

私を包んでくれました。




いつもより

あなたの声が優しく感じました。


私の好きなあなたの声。



私は泣いてばかりでした。




あなたはどうして

こんな私を

好きになったのですか?



私は自分に自信が持てず

あなたの「彼女」でいられるのか

不安を抱いています。



大好きなあなたの彼女で

ほんとにいいのかな。



でも、すべて

あなたのその力強い抱きしめ方に

答えがあったなんて

私は気づけませんでした。



あなたが優しい声で呼ぶ私の名前。

私は幸せになります。




あなたのどんな言葉も

どんな仕草もどんな行動も

私を幸せにしたり

私を辛くさせたり

私を楽しくさせたり

私を悲しませたりします。


そんなあなたは

きっと私の前でだけ

魔法使いなんでしょうね。



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