第9話 水出しコーヒーという淹れ方

 淹れ方はそれぞれありますが、手軽で簡単・それでいて美味しいという淹れ方である『水出しコーヒー』について解説を入れて行きます。


 まず『水出しコーヒー』とは、という所からですが、文字通り「水にコーヒー豆を浸して抽出する」という、極めて単純なものです。





 コーヒーの専門店ですと、専用の機材を使って淹れる『水出しダッチコーヒー』が有名ではありますが、そういった専門機材を使わなくても淹れられる方法もあります。そちらをご紹介します。


 用意するのは、

●水500cc

●コーヒー豆30g(深炒りor極深炒りの豆を粗挽き~中挽きにしたもの)

●水を入れておくピッチャー

●豆を入れておく出汁殻パック

以上です。では、作り方を解説して行きます。





1、まずは挽いたコーヒー豆を出汁殻パックに入れて封をしておきます。


2、ピッチャーに水と1を入れて、冷蔵庫に保存。


3、そのまま3時間ほど放置します。


4、たまに味見をしつつ、良い具合になった所でコーヒー豆を引き上げます。


5、レンジで温めてホットコーヒーにするも良し、氷を入れたグラスに投下してアイスコーヒーにするも良し。お好きな飲み方で召し上がって下さい。





 水出しコーヒーの特徴としては、低温の水で抽出する所から、余計な雑味や苦味が抽出されにくく、とてもスッキリとしていてかなり美味しいという所です。


 人によっては、水出しの方が好きという方もおられるくらい。それだけ美味しく淹れられるのです。


 欠点としましては、一杯から淹れる事が出来ない所です。ある程度の量からでないと、美味しく淹れられません。


 また、半日程度は冷蔵庫で保存は出来ますが、それ以上はやはり保存が出来ません。淹れたその日のうちに飲みきってしまう事をオススメします。





 資機材も100均やホームセンターで揃いますので、とても手軽に始められます。


 コーヒーの酸味が苦手な方でしたら、極深炒りのコーヒーを使う事をオススメします。水出しですと、酸味が少し強めに出るようですので。


 良かったら、日常の一杯のひとつとして、取り入れてはいかがでしょうか。

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