第3話 焙煎という重要なファクター

 さて続いては、コーヒーを語る上で避けて通れない重要な工程、『焙煎』についてお話しようかと。


 ただ、この焙煎という過程も様々なものがありますので、突っ込み所満載です。ご教授願えれば有り難いです。





 まずは焙煎の度合いからです。とりあえず焙煎の浅い順から、


ライト

シナモン

ミディアム

ハイ

シティ

フルシティ

フレンチ

イタリアン


の、8段階に別けられるとされています。


 ライトとシナモンの焙煎は『浅炒り』と呼ばれる段階で、味見などで使用される事くらいしかなく、市場しじょうにはまず出回らないかと。


 ミディアム~ハイあたりの焙煎がいわゆる『中炒り』と呼ばれる段階で、自家焙煎のお店で見かける程度です。


 シティ~フルシティが『深炒り』と呼ばれる段階で、一般的に飲まれるコーヒーはこの段階の焙煎になります。


 フレンチ~イタリアンがいわゆる『極深炒り』で、エスプレッソに使用されたり苦味を際立たせるために使われたり、意外と好まれる焙煎になります。


 ただ、こちらに書いてある焙煎の段階は、あくまで目安であって、メーカーさんによってはもっとザックリとした段階別けになっていたり、同じフルシティの焙煎でも各メーカー毎に色合いが違っていたり、名称そのものが違っていたり、統一した規格のものではないのです。


 とりあえずの目安として、焙煎が浅いほど酸味が際立ち、焙煎が深いほど苦味が強くなる傾向にあります。


 華やかな酸味が味わいたいと思ったら炒りが浅いものを、苦味が強く欲しい時には炒りが深いものを、選択すれば大丈夫かと思います。





 焙煎の方式も色々とあり、

●直火式(直接火にかける方式)

●熱風式(熱風を送り込む方式)

●上記2つのハイブリッド

などなどがあります。

 こちらは焙煎士の好みの問題になりますので、どれがベストかは一概に言えない所です。筆者も焙煎まではした事がないので。





 ともかく、焙煎したてのコーヒーの香りは素晴らしいものがありますので、一度は感じて頂きたいですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る