第二章 王と神官(5)


           5


 左腕の断端が、心臓のように脈打っている。

 なくした手の幻肢痛が、未だに脳髄に響いていた。



 隼と雉は、再び捕虜となった男を眺めていた。オダとラーダを含むニーナイ国の者が六人と、ミナスティア王国の元神官――九人が、同じユルテ(移動式住居)に詰めていた。

『これが、ミナスティア人か』――しみじみと、隼は思った。ヒルディア王国から出てナカツイ王国、ニーナイ国とキイ帝国の民、〈草原の民〉にまんべんなく会って来た彼女だが、あの国の者とは会ったことがなかった。勿論、鷹は例外である。

 シジン=ティーマは眼を閉じ、静かに胡坐あぐらを組んでいる。右手は革紐で左の足首に縛りつけられていた。左腕がないのでそうするしかなかったのだ。オルクト氏族長に捕らえられた後は、彼は抵抗せず、されるに任せていた。

 金色の髪は、ニーナイ国民よりも赤みがかり、キイ帝国人のそれに近い。隼は、リー姫将軍の金赤毛を想い出した。彼女より明るく、光に透ける蜂蜜のようにあたたかい。首の後で一つに括り、短く切り揃えられた毛先はゆるく巻いていた。

 顔立ちは端整だ。雉ほど繊細ではないが、彫りは深く、長い睫毛が印象的だった。トグルの精悍な風貌をみなれた隼には、『甘い』と思えた。黙っていれば神像めいた威厳のある鷲とは、ずいぶん雰囲気がちがう。灰茶色の肌には新旧まじった傷が無数にあり、温和そうな外見に不似合いだった。鷹より年上と聞いていたが、鷲やトグルよりは年下だろう。雉と同じくらいか……。

 肉体労働に参加しない神官は一般に華奢だが、古びた長衣デールをまとったシジンの身体は、労働に鍛えられた者のようだった。防寒のために毛織の外套を与えられたラーダ達とは違い、薄着で座らされている彼は、寒がる風もない。

 タァハル部族の許でどんな生活をしていたのだろうと、隼は考えた。雉も、上腕の中ほどで断たれた彼の左腕を、痛まし気に眺めている。


「本気で、トグルを殺すつもりだったのか?」


 炉の明かりに照らされる頑なな横顔に、隼は声をかけた。オダがはっと息を呑む。

 ラーダが不安げに囁いた。


「隼どの」 

「そうとは思えないんだ」


 隼は続けた。シジンは眼を閉じており、彼女を見ようとしない。

 ラーダは、隼とシジンの顔を交互に見遣った。息子オダが首を傾げる。


「隼さん?」

「だって、オダ。ここは、トグリーニの陣だ。ラーダ達と一緒なら確かにトグルには近づけるが、味方は一人もいない上、あいつの周りには護衛がいる。少し考えれば判ることだ。……本気で殺したいのなら、こんな方法を選ばない」


 シジンはわずかに瞼を持ち上げた。隼は、髪と同じ金色の睫毛にけぶるあおい瞳を見詰め、女性としては低い声をさらに圧した。


「トグルはあの時、殺すなと言った。だから、お前は捕らえられただけで済んだ。そうでなければ、あの場にいた全員の剣で、お前は串刺しにされただろう。トグルは、いつも容赦する奴じゃない」


『お前、本当は、殺されるつもりだったんじゃないか?』 言いかけて、隼はやめた。シジンの態度をみているうちに、そんなことを問うのがひどく不躾ぶしつけで愚かなように思えたのだ。それ程、彼は泰然としていた。殺気も敵意も感じさせない静けさで、一同の視線を受けとめている。

 隼は溜め息を呑み、ニーナイ国の神官ラーダを振り向いた。


「タァハル部族に捕まってから、二年……三年か。今まで、どうしていたんだ?」


 シジンがどんな咎めを受けるかと固唾を呑んでいた神官ラーダは、ほっとして答えた。


「貴女がたが村を発って三ヶ月程した頃に、タァハル部族の使者が来ました。トグリーニの軍勢が、シェル城周辺からひき上げた直後です」


『あたしが、トグルと出会った頃か』 隼は得心し、眼をすがめた。ラーダはシジンの顔色をちらちらと窺った。


「タァハル部族ははじめのうち、トグリーニ部族に壊された村の復興に力を貸してくれました。それで信用したのです。シジンさんは、彼等の通訳をしていました」

父さんアーマ


 オダが気遣ったが、隼はかぶりを振った。紺碧の瞳は知的で穏やかだ。


「いいよ。トグルは確かに敵だったんだから……。あの頃、お前達が助けを必要としていたことも判っている」

「率直に言わせて頂ければ、今も私達は、王を味方だと考えているわけではありません」


 神官ラーダの口調は砂を噛むようにしぶい。隼は神妙に頷いた。


「私達にとっては、タァハル部族もトグリーニ部族も、国土を荒らす敵です。これがキイ帝国の大公の謀略だとしても、戦うすべを持たない私達は、守ってくれる相手に着くしかないのですから」

「父さん。そんな言い方、」


 隼の玲瓏なかんばせがくもり、雉は気遣った。オダが繰り返したしなめたが、父の表情は変わらなかった。――シジンも。

 隼は軽く手を振って少年をなだめた。


「いいんだ。タァハル部族を国内に入れているお前達にとって容易な事態でないことは、あたしにも判る。嘘をつかれるより、ずっといい」

「隼さん。でも、」

「話を戻そう、ラーダ。シジンは、お前達とタァハル部族を結ぶ役を果たしていた。何故ここに? 命じられたのか?」


 ラーダは隼よりシジンに気を遣い、ニーナイ国の仲間たちと顔を見合わせた。シジンはそっと音をたてずに嘆息したが、彼等を顧みようとはしなかった。

 ラーダは慎重に、言葉を選んで答えた。


「……タァハル族に、てられたのです」

「棄てる?」


 隼は眉根を寄せた。雉は胸の前で腕をくみ、シジンを眺めた。


「タサム山脈の北にいたタァハル部族の本隊は、トグリーニ部族がタイウルト部族を倒したと知ると、南下を始めました。彼等は、移動について来られない者は棄てて行きます。それで、ナアヤさんを――」

「棄てられたのではない。俺が、奴等から離れたのだ」


 初めて、シジンが口を利いた。流暢な交易語だった。ふかく響く落ち着いた声に、全員が彼に注目した。

 シジンは、他人事のように続けた。


草原イリでは勝算がないと、奴等タァハルも判っている。部族同士の戦闘では、王の首級を獲り損ねる。確実に狙える方法を採ったまでだ」


 隼の双眸に、光が閃いた。思わず口走る。


「キイ帝国の大公が〈草原の民〉を滅ぼす計画の、一助となってもか?」


 シジンは、じろりと彼女を一瞥した。隼は感情を抑え、乾いた囁きを重ねた。


「お前とレイを襲わせた大公の手駒になって、命を落としても良いのか?」

「……女」


 鮮やかな藍色の瞳が、真っすぐ彼女を映した。レイが深海色と表現した真夏の海の色だ。シジンは、やや憮然と問い返した。


「それが、今の俺に、何の関係がある?」


 絶句する隼の肩に、ラーダがおずおずと声をかけた……憐れむかのように。


「隼どの。シジンさんは知っているのです、貴女がたのことを。ミナスティア国の王女が、生きておられることも」


 隼は息を呑み、神官ラーダを振り向いた。こぼれ落ちんばかりに眼をみひらく彼女に、彼は頷いた。


「私が話しました。レイ王女が記憶を失っていることも、お話しています」


 シジンは隼からもラーダからも顔を背け、ユルテの天窓を仰いで息をいた。隼は、彼の痩せた頬に茫然と問いかけた。


「何故? 鷹が――レイが生きていると知っていて。あたし達が――トグルがしようとしていることを承知して。何故、この期に及んで殺そうとするんだ?」


『理解出来ない』 隼の声には、明らかにそういう響きが含まれていて、ラーダは意外に感じた。彼女が嘆いているように聞えたのだ。初対面でありながら、まるで旧知の友人に話し掛けるように。

 シジンも怪訝に思ったのだろう。藍い瞳が、再び彼女を映した。うつくしい氷細工のような顔を、無言で眺める。



「入るぞ。いいか」


 聞き慣れた声に、オダは背筋をのばした。ラーダ達が、ごそごそと居住まいをただす。

 黒い戦闘用長衣デールに身を包んだトグルが、ユルテの扉を開けて長身をあらわした。宵闇のなか、外には数人の護衛が立っている。独りで身を屈めて入って来る彼を、シジンは眼だけで顧みた。


「トグル」


 隼が呼ぶ。トグルは彼女には構わず、手に提げていた革製の袋をぽんとオダに放って寄越した。受け取る少年の眼前にもう一つ袋を突きつけ、ぶっきらぼうに説明する。


「夜食だ、喰え。ナンの方がいいのだろう、お前達は。女達に頼んで作らせた。こちらは葡萄酒サクアだ」

「は、はい」

「お気遣い感謝します。テュメン


 ラーダ達が丁重に頭を下げた。トグルは軽くうなずくと、シジンと隼の前に胡坐を組んだ。

 隼には、トグルが独りで来たことが意外だった。更に意外なことに、彼は腰帯ベルトから短刀ホタクッを抜くと、シジンのいましめを切ってしまった。


「その格好では、食べられないだろう」


 シジンは表情を変えなかった。

 トグルは短刀をしまい、懐から煙管キセルを取り出した。火を点けずに左手でそれを弄んでいたが、一同の注目に気づき首を傾げた。


「どうした。喰わないのか」


 隼と雉は、トグルの意図が理解できず、顔を見合わせた。

 ニーナイ国の男達は改めて小声で礼を言い、ナンを分け合って食べ始めた。シジンは解かれた右手を握ったり開いたりして感触を確かめながら、草原の男の横顔を見詰めた。

 トグルは、ラーダ達の食事風景を見守っていたが、やがて、ミナスティア国の元神官を振り向いた。深海色の瞳と、緑柱石の瞳が出会う。彼はシジンの身なりをざっと眺め、うしなわれた腕の断端に目をとめると、煙管を腰帯ベルトに挟んで呟いた。


「三国の神職者がそろうとは、珍しい(注①)」


 トグルは、左手と口を使って右の手袋を抜き、長衣デールの袖を折りあげた。右手を包んでいた鉄製の手甲を外し、シジンの前に差し伸べる。衝撃を受けて、ラーダ達の動きが止まった。視線が彼の右手に集中する。

 雉はつよく眉根を寄せた。隼の頬が白くなる。

 トグルは、全員が観たことを確認すると、枯れ枝のように変形している右手に袖をかぶせ、手甲を装着した。

 雉が、唸るように言った。


以前まえより悪くなっているんじゃないか?」

「良くなる、ということはないからな……」


 トグルは飄々と答え、手袋をはめ直すと、左手で右手首を支えた。シジンは頬の筋肉をこわばらせたまま、彼の仕草を観ていた。


「お前達に見せたのは、他でもない」


 トグルは、シジンのあおい眸からラーダ達へと視線を移した。ラーダは、ごくりと唾を飲んだ。


「何でしょう?」

「このいくさが終わり、《星の子》に目通りが叶えば……我々は、ニーナイ国境を行き来する許可を願い出るつもりだ。今までのような侵略ではなく、交易のために。《星の子》が、それを許すか否かは別として。――お前達のたすけが要る」


 シジンは動かなかったが、オダとラーダは頷いた。

 隼は複雑だった。誇り高く、頑固に己の意志をつらぬくトグル。戦争を止めようとする彼女達の説得を拒みつづけてきた彼が、今、オダ達に援助を求める気になったとは、すぐには信じられない。

 彼の本心ではない? まだ何か、隠していることがあるのだろうか。


「我々〈草原の民〉が生き残る為には、お前達の人間に受け容れられることが必要だ。タァハル部族も、その為に戦っている。首尾よく奴等を退けたとして、そう簡単に和平がなるとは思わぬが。今のうちに話がしたい」

「……解りました」


 ラーダが答えた。ニーナイ国の神官は、期待に目を輝かせている息子オダから草原の王へと向き直った。


「情報を交換させて下さい。《星の子》のご指導を得られれば、国内の混乱は収められるかと――」


 神官の几帳面な声は、途中で途絶えた。トグルがかぶりを振ったのだ。彼は、再び煙管を取り出して考え込んだ。

 オダが呼ぶ。


テュメン?」

「……穴の中のタルバガン(地リス)を数えても、仕方がない(注②)」


 トグルは低く呟いた。嗤うように白い牙を覗かせながら、緑柱石の双眸に虚無に通じるくらい影がよぎるのを、隼は見逃さなかった。


「俺が知りたいのは、神官ティーマ、既にお前の国に受け容れられた我々の同胞が、現在いかに暮らしているかということだ」

「え?」


 オダはすばやく瞬きを繰り返し、トグルの視線の先を追った。彼の言葉は、ミナスティア国の男に向けられていた。

 シジンは唇を結び、草原の王の言葉を完全には理解していなかったが、その意図を読み取ろうとしていた。

 トグルは、相手の感情に対しては責任を持たないという風に、素っ気無くつづけた。


「貴様は知っていよう。五百年以上昔、我々の中からある部族が草原を離れ、遊牧生活を捨てて南の地に定住した。土地の人間と混血を繰り返しつつも〈ふるき民〉の血を色濃くのこし、その力をもっての国に君臨した。――それが貴様の王族ムティワナだ。今は、数名しか残っていないそうだが」

「…………」

「遥か昔。我々は、草原イリで暮らす同じ民族だった。草原イリからアルタイ(山脈)を越えて東方へ土地を求めたハル・クアラ(部族)。西方へ赴き砂漠との境界に本営オルドウを得たタイウルト(部族)と、タァハル(部族)。北方の森林へ入ったオロス(氏族)、オ―ラト(氏族)……。千年の間に、多数の部族へ我々もわかれたが、そのどれも、貴様の王族のようなみちを辿ったものはいない」


 ラーダを含むニーナイ国の男達の視線が、シジンへ集まった。隼も息を殺す。

 シジンは黙っている。

 トグルは淡々と続けた。


「俺達は、自ら他の民族に融け込もうとは考えなかった。この血にひそむごうに気づいてからも。草原に閉じこもり、限られた氏族間の婚姻を繰りかえし、濃い血をさらに濃くした。――部族を束ねるためにより純粋な血を残そうとした結果が、この俺だ。十七代目にもなれば、汚れきった血が肉体を蝕んでも仕方がない」


 トグルの双眸に自嘲の陰を見つけ、シジンは眼を眇めた。若き王の声は、凍土を吹き渡る風のごとく乾いていた。


「一方で、遊牧や言葉など、我々に共通の文化を捨てて定住したミナスティアの王族は、別の途をたどったはずだ。俺達の業病が現れる以前にわかれたのだからな……。理想的な在り方をしたはずの連中ムティワナが、わずかしか残っていないのは何故だ? 貴様の国が衰退した理由は」

「……知らない。俺は」


 シジンは眉間に皺を刻んだ。〈草原の王〉からこんな質問をされると予想していなかったことは、明白だ。

 ニーナイ国の男達は、顔を見合わせた。


「ニーナイとナカツイ王国に人口が集中し、ミナスティア国のそれが減るという理由なら、あると思います」


 恐る恐る意見を述べる少年に、トグルは怜悧な眸を向けた。冷たいその輝きを曇らせることは誰にも出来ないように、オダは思った。


「ミナスティアの国土は広大ですが、殆どが乾燥した台地で、海辺にしか人は住めません。貿易に適した大きな港もありません。ナカツイ王国のトール(首都)とリタ(ニーナイ国の首都)を結ぶ交易路は、我が国のオアシス地帯です。そこへ人々が移り住んだのでは」

「…………」


「お前が思うほど、王族ムティワナは民に受け容れられて来たわけではない」


 シジンは、トグルの問いが奇抜なのではなく、その答えが己の知識の中に見出せないのを戸惑う口調で言った。


「昔のことは知らないが、今は、王族とそれ以外の民の婚姻は禁じられている。むしろ、連中ムティワナの血は薄くなり過ぎたのではないかと思う。お前の言う『業病』を、俺は知らない」

「そうか……。解った。礼を言う」


 トグルは囁くように答えた。仮面じみた風貌かおから感情は窺えない。隼たちの不安を余所よそに、立ち去ろうとした。


「俺を、殺さなくて良いのか?」

 長身を見上げ、シジンはぽつりと訊いた。


「また、お前を狙うぞ」

「殺されたいのか?」


 トグルはフッと唇を歪めて嗤った。低い声は、あざけりと言うには優しすぎた。


「貴様の命をどう使おうが、貴様の勝手だ。そうしたいのなら、すればいい」


 ユルテの扉をくぐりながら、トグルは小声で言い捨てた。


「俺には、貴様は既に死んでいるように見える。わざわざ殺すまでもない」


 シジンは黙って眼を伏せた。




「トグル」


 隼がユルテを出ると、トグルはそこに立ち、煙管キセルを手に待っていた。手掌てのひら大の火打ち釜(鉄製の火打ち道具)を使って煙草に火を点け、単調に告げる。


「あの男の身柄は、お前に預けるぞ、ハヤブサ」

「え?」

「お前とキジと、ワシに預ける。オルクトとシャラ・ウグルには、話をつけておいた。ニーナイの神官ラーダ達には、この地の同胞の世話をしてもらおう」

「…………。」

「どうした。不満か?」


 トグルは紫煙を吐き、怪訝そうに彼女を見た。隼は、急いで首を横に振った。

 不満どころではない――驚いているのだ、彼がこうも簡単に話を進めてくれることが。そして、不安になる。

 時折、トグルと鷲は、彼女には見えないものを見、考えの及ばないことを考える。彼女が戸惑っているうちに、先へ行ってしまう。

 この時も、トグルは踵を返し、さっさと歩き始めた。

 夜の闇に融ける長身を、隼は、慌てて追いかけた。







―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(注①)三国の神職者: 〈草原の民〉の氏族長たちは、血族集団の祭祀を執りおこなう祭司長=神官でもあります。

(注②)穴の中のタルバガン: 「獲らぬ狸の皮算用」的な意味です。



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