第三章 降臨

第三章 降臨(1)


            1


「どこまでついて来る気だ?」


 頂きを雲の上に覗かせた山麓は、夏といっても気を抜けば凍えるほど寒い。乾燥した空気と低温の所為で、高木は殆どない。潅木と草が、地面にしがみつくように生えていた。広大な空と褐色の大地だけの単純な風景は、北へ行くほど厳しさを増し、生きるものを拒絶する。

 拳大の石が転がる山道を下っていた鷲は、足を止め、振り向いた。

 南には、〈黒の山カーラ〉が純白の雪に覆われた後ろ姿を見せている。切りたつ岩壁に寄り添う道に、人影はなく、足跡も、砂礫には残っていない。

 砂混じりの乾風が、鷲の長髪を躍らせる。その風に向かって、彼は呼びかけた。


「隠れられると、よけい気になるんだよ。怒らないから出て来い、鳩」


 返事はなかった。

 鷲は、口調を和らげて、もう一度呼んだ。


「鳩」

「ほんと? お兄ちゃん。本当に怒らない?」


 岩陰からおそる怕るうかがう小さな頭を見つけ、鷲は苦嘲いした。


「怒らないよ」

「怒ってない? さっきのこと」

「怒ってないよ。話をする時は、ちゃんと側へ来て話せ」


 鳩は、小走りに彼の許へやって来た。外套を羽織り多少の荷物を持って来た鷲とは違い、少女は、着のみ着のままだ。

 鷲は、おずおずと上目遣いに見上げる少女を迎え、舌打ちした。


「こんな所までついて来て、どうするつもりなんだよ」

「だって。お兄ちゃん、どこかへ行こうとするんだもの」

「遠くならないうちに帰れよ」


 鳩の頬が、ぷくうっと膨らんだ。恨めしげに鷲を見る。

 鷲は、吹き出しそうになるのを堪えて、繰り返した。


「帰れ、鳩」

「やだ」

「そんな格好でついて来られても、困るんだよ」

「嫌」

「あのな……俺は、お前と押し問答をするつもりはないんだよ。足手纏いだ。帰れ」

「怒らないって、言ったくせに」


 鷲は、うんざりしてきた。


「怒ってるんじゃないだろう? 帰ってくれって、頼んでるんだ」

「お兄ちゃんが一緒なら、帰ってもいいわ。そうじゃないんだったら、嫌」

「…………」

「どちらかにして、お兄ちゃん。あたしと一緒に帰るか、あたしを一緒に連れて行くか」


 鷲は溜息を呑み、天を仰いで肩をすくめた。口調は穏やかだったが、瞳に笑みはなかった。


「俺を困らせるのが、楽しいのか?」

「だって」


 鷲は、片手で己の顔を撫でた。鳩は、懸命に、彼の視線を追った。


「お兄ちゃん、どこへ行くつもり? 鷹お姉ちゃんは、どうするの? あたし、教えて貰ってない」

「だからって、ついてくんなよ……」

「だめっ」


 辟易して踵を返そうとする彼の上着の裾を掴み、少女は食い下がった。


「行きたいって言うのなら、止めない。でも、一人で行くのは駄目。あたし、ついて行く」

「あのなあ……」

「駄目なのっ、絶対に! 哀しい時に、ひとりになっちゃいけないのっ!」


 鷲は、一瞬、呆れて少女を見下ろした。それから、苦虫を噛み潰す。

 鳩の手をそっと放させながら、鷲はぼやいた。


「……どこで、そんな台詞を覚えて来るんだ?」

「お兄ちゃん」

「ったく。こいつは――」


『こっちは、一人になりたくて仕様がないのに。お前が相手じゃ、俺は、愚痴も言えないだろうが』

 鷲は、とまどう鳩の頭に片手を置き、かき撫でた。今更のように、己が負った傷の深さを痛感する。

 曖昧に苦笑する鷲が、その長身が、ふっと消えてしまいそうに、鳩には見えた。


「お前は、帰れ」

 鷲は、鳩から目を逸らし、荷物を肩に負い直した。その眼差しから、あの儚さは消えていた。


「ちょっ……お兄ちゃん!」

 歩き出した鷲を、鳩は慌てて追いかけた。いかんせん、脚の長さが違えば、歩幅も違う。少女は、瞬く間に息があがった。


「一緒に行くよ、あたし。いい?」

「…………」

「いいってことにしちゃうからねっ。後で帰れって言っても、あたし、帰らないからねっ!」


 鷲は、鳩を無視して、すたすた歩き続けた。内心、苦渋を呑みながら。

 意地の悪いことをしている。我ながら大人気ないと思うが、どうしても、彼女の相手をする精神的な余裕を、鷲は持てなかった。少女の気持ちは理解できるが――ここでそれを認めてしまったら、一気に崩れ落ちてしまう危うい足場に自分が立っていることを、彼は知っていた。

 だから。


「お兄ちゃん」

 不安げに呼ぶ鳩を顧みることなく、鷲は、黙々と歩いた。


 射るように前方を見据える彼を、鳩は見上げた。『とびお姉ちゃんが死んでしまった時みたい……』と思いつき、ぶるぶる首を振る。

 とんでもない。鷹は生きているのだ。『二度と、お兄ちゃんに、そんなことが起きちゃ駄目』


 鷲が立ち止まったので、鳩は足を速めた。彼は道端に跪き、地面に手を触れた。鳩がみると、そこだけ土が黒く焦げていた。


「焚き火の跡?」

「まだ、そう時間は経っていないな……」


 鷲は呟くと、片方の膝を大地に着けたまま、ぐるり周囲を見渡した。立ち上がって、もう一度。切れ長の眼を、糸のように細める。

 鳩は、声をかけた。

「誰を探しているの?」


 鳩の視界の片隅に、黒い影が映った。岩の塊に観えるその一辺が風に翻ったので、鳩は、鷲の外套をひっぱった。

「お兄ちゃん。あれ」


 鷲はそちらに顔を向けた。ぼんやりとした影が、次第に数を増す。一つの塊だったのが、並んでこちらを観ている騎馬の集団だと判り、鳩は息を呑んだ。

 鷲は、眼をみひらいた。


「トグル!」


 張りのある声が、山々に木霊する。鳩が驚くほどの大声をあげて、鷲は駆け出した。

 鳩は、急いで追いかけた。


「トグリーニ! 待ってくれ。話があるんだ!」


 珍しい銀髪をなびかせる長身の男の姿に、黒衣の男達は、一様に顔を見合わせた。なかから、額に白い星のある黒馬に跨った彼等の長が、歩み出る。

 優雅な黄金の縁取りを施した黒衣を痩せぎすの体躯にまとい、長い辮髪を風にながしたトグルは、足元に駆け寄る鷲をみて、首を傾げた。


「お前か、ワシ。追って来る者がいると言うから、引き返してみれば。何事だ?」

「悪いが、挨拶は抜きだ」


 息を弾ませることもなく、鷲は言った。緊張をふくむ口調と底光りする眸に気づいて、トグルは、わずかに眼をすがめた。


「お前に、訊きたいことがある。少し、時間を貰えないか」


 鷲の後方から、鳩がせっせと駆けて来た。トグルがそちらを見遣ったので、鷲は振り向いた。


「鳩!」

「…………?」

「そこに居ろ。それ以上、来るな」


 鳩は目を剥いて立ち止まった。トグルも、意外な気持ちで鷲を観た。いつも飄々として子どもに優しい彼を知るだけに、ただならぬものを感じた。

 鳩は、(可哀想に。と、トグルは少し同情した)鷲に拒絶され、途方に暮れて立ち尽くした。


「でも、お兄ちゃん……」

「俺は、トグルに話がある。終わるまで、そこで待ってろ」


 鳩は、ちらちら彼を窺いながら、渋々足を止めた。

 トグルは、部下の男達に声をかけ、馬を降りた。


「聴こうか」


 族長の指示をうけた草原の男達が、馬首を巡らせる。鷲が観ていると、彼等は二人を残し、来た道を戻っていった。びっくり顔の少女の側に着くと、彼等も馬を降り始めた。


 トグルは、風化した岩石を思わせる静かな風貌を、鷲に向けた。

「俺に、話があるのだろう?」


 彼の意図を察した鷲は、軽く息を吐いた。気が立っていることを自覚して、言葉を探す。おもむろに語り始めた。


「――考えてみれば、俺も迂闊だった。本当なら、リー・ディア将軍をタオにけしかけた後……お前がスー砦からすんなり兵を退いた時点で、気づくべきだった」


 トグルは、独白のように言う鷲を、無表情に見詰めていた。

 鮮やかな新緑色の瞳をちらりと見て、鷲は続けた。


「ニーナイ国が助かった時から……。オアシスの寄せ集めでも、国は国だ。いつまでも他人の力を当てにするわけに、いかねえもんな」


 鷲はトグルの反応を期待したが、彼の態度は変わらなかった。『辛抱強い奴だ』と、鷲は思った。

『お前は、俺に、言うべきことがある。だが、それを口にするか否かは、お前自身に任せよう』と、その目は語っていた。族長という仕事に、そういう忍耐は必要なのだろう。

 鷲は、用心ぶかく言葉を選んだ。


「トグル。俺は、隠し事は何とも思わないが、嘘をつかれるのは嫌いだ。人を騙して、良かったと思われるのは」

「…………」

「思い遣りのつもりか? 俺達は、自分てめーのしたことの後始末を他人にしてもらわなけりゃならない程、子どもガキじゃねえぞ」


 トグルは、心持ち眼を伏せた。その仕草から、鷲は、自分の言葉が通じていると判断した。――的外れではない、らしい。


「……騙した方が良いと、考えたわけではない」


 やがて、静かに瞼を上下させ、トグルは呟いた。相変わらず、表情はない。


「お前達を騙しおおせるとは、思っていない……。嘘をついた覚えも無い。ミナスティア王国がタァハル部族と手を結ぼうとしたのも、俺達と奴等の戦いであることも、事実だ」

「だが、それは一年以上前の出来事だ」


 鷲は、低く言い返した。トグルは、彼のつよい眼差しを平静に受け止めた。


「お前は、肝心のことを言わなかった。今、起きていることを……。ミナスティア王国は、キイ帝国とタァハル部族と手を組んでニーナイ国の交易路を欲っしたが、奴等の目的がニーナイ国である限り、お前は、どうでもいいはずだ。――実際に、手に入れたのでない限り」

「…………」

「恐ろしいのは、〈草原の民〉の戦闘力が結集し、そこに他国の経済力が結びつくことだ。だから、オン大公はタァハル部族を使ってお前達に揺さぶりをかけ、或いは、手懐けようとした。……ミナスティア王国は、王女をキイ帝国に贈って支援を得ようとした」


 トグルの眼がすうっと細められたが、頬はぴくりとも動かなかった。

 鷲は、唸るように続けた。


「俺達の妨害でニーナイ国を攻められなくなった時、お前がおそれたのは、ニーナイ国と手を組んだタァハル部族に、根拠地の草原イリを奪われることだった。――お前に、キイ帝国に深入りしている余裕はなかった。早々に引き揚げ、部族を纏めなければ、イリを掠め取られる……。トグル。お前がさっさと手を退いたのは、タァハル部族とニーナイ国からの反撃を、警戒したからだ」

「タァハル部族と俺達の戦いであることに、変わりはない」


 トグルの声は単調で、あくまで穏やかだった。心なしか、苦笑している気配すら、あった。


「お前達には、関わりのないことだ」

「ああ、そうだ。どの国とどの国が戦おうと、俺の知ったこっちゃない。だが、お前の戦いである限り、隼にとってはそうじゃない。タァハル部族とミナスティア王国が関わる限り……俺と鷹にとっては、そうじゃないんだ」


 言い終えた鷲の顔を、トグルは、じっと見詰めた。明るい若葉色の瞳に陰が淀み、沈鬱なことに、トグルは気づいた。――それをどうしたなどと、彼は訊ねはしなかったが。

 緑の眸を瞼でおおい、トグルは囁いた。


「聴いたのか……」


 鷲は、彼に横顔を向け、忌々し気に舌打ちした。


「そうか……。ハヤブサは、結局、話したのだな」

「それで、お前の話の矛盾が判った」


 鷲は、抑えた口調で言った。端整な彫刻のような顔を、トグルは観た。


「王女を奪われたミナスティア王国が、タァハル部族と同盟するはずがない。ニーナイ国を守る為に連中と戦うほど、お前はお人好しではない……。ニーナイ国が危機に瀕しているのなら、また救けを求めに来るかもしれない〈黒の山カーラ〉に、隼を置いておかないだろう。お前達の方が危険なのだと考えた方が、説明がつく。――お前に危機感を抱かせるのは、ニーナイ国とタァハル部族の両方を敵に回すことくらいしかない。オン大公も、奴等と手を組むだろう」

「…………」

「安心しろ。隼には、言っていない。鳩も……その為に、遠ざけた。俺は、戦争なんぞに興味はない」

「…………」

「実際、そんなことに構っている余裕が、今の俺にも、隼にも、ないんだ……」


 鷲は、苦々しく唇を歪めた。銀灰色の眉が曇り、瞳が哀しく揺れるのを、トグルは黙って見詰めていた。

 鷲はすぐ真顔に戻り、申し出た。


「お前に、頼みがある。少し、俺の話を聴いてくれ」


 トグルは、頷いた。



              *



 少女の背丈をはるかに越える巨きな馬達は、道端に集まり、地面にこびりつくように生えた草を食んでいた。その主人の男達も、一団となって腰を下ろし、何やら話し込んでいる。

 鳩は、黒尽くめの異様な集団から少し離れて、小石を蹴っていた。

 彼等から離れた所に、鷲とトグルはすわり込み、ずっと話し続けている。難しい顔をして。こちらには全く注意を払っていない。

 鳩は、二人が気になって仕方がなかったが、彼等の話の内容までは聞き取れなかった。


「***」


 繰り返し呼ぶ声に気づいて、鳩が振り向くと、トグリーニ族の男が、お茶の入った器を手に近づいていた。温かな乳茶スーチーを、鳩に勧めてくれる。

 鳩はきょとんと瞬いたが、男の優しい笑顔をみて、器を受け取った。


「******、テングリ」

「鷲お兄ちゃんのことを、言ってるの?」


 鳩は、道端に腰を下ろして乳茶を飲んだ。男は隣に坐り、話し掛けた。天人という言葉しか判らないが、気を遣ってくれていることは判る。

 他の男達も、少女の一挙手一投足を、あたたかく見守っている。目が会うと、日焼けした頬を綻ばせた。

 鳩は、やや緊張気味に笑い返してから、鷲へ視線を戻した。



 事の次第を話し終えた鷲は、疲れて口を閉じた。

 トグルは考え込んでいる。滅多に動揺を表さないこの男が、眉根を寄せ、戸惑いを隠せずにいるので、鷲はゆるく苦笑した。

 トグルはやがて、充分に心情のこもった声音で言った。


「……大変、だったな」


 鷲は、首を横に振った。トグルは、元の無表情に戻った。


「どうするつもりだ? これから」

「とりあえず、お前んとこに、置いてくれ」


 鷲は、溜息を呑んだ。


「機会をみて、タァハル部族の所へ行きたい……。お前と居れば、連中や、ニーナイ国の状況が判る。しばらく、一緒に行動させて欲しい」


 トグルは首を傾げ、鷲の希望について考えた。


「俺は構わぬが……お前は、いいのか。それで」

「俺がここに居ても、あいつに、何もしてやれないからな」

「……が生きているかどうか、判らんぞ」


 殆ど息だけでトグルは囁き、鷲は、彼を観た。驚きの閃いた瞳に、ものがなしい陰が差す。

 透明な黄金色にもみえるその瞳を、トグルは、哀しく見詰めた。――彼にとっても、そんな鷲をみることは、意外である以上に哀しかった。


「そう、思うか」

ああラー

「《鷹》は、生きてオダの許へ辿り着いた。そうして、俺達と出会った……。今度は俺が探してやるのが、筋ってもんだろう」

「……判った」


 鷲の、銀灰色の睫にけぶる光が揺るぎないのを確かめ、トグルは頷いた。立ち上がる。


「お前の好きにするがいい。ただし、俺達には、構うなよ」

「言われるまでもない」


 鷲は、にやっと歯をむき出した。トグルの目にも、嗤いが浮かぶ。


「それから。あのむすめも、連れて行くのか?」


 トグルの視線に従って鳩を見遣った鷲は、途端に渋い顔になった。

 少女はいつの間にか、屈強な草原の男達に囲まれ、くつろいでお茶を飲んでいた。

 鷲が、うんざり首を振る。トグルはフッと哂い、悪戯っぽく囁いた。


「帰れと言っても、無駄なようだな」

「しかしなあ――」

「ハト!」


 ぶつぶつと言いかける鷲には構わずに、トグルは呼んだ。部下達が、一斉に振り返る。

 彼の大声を聴いたことのなかった少女が、大きな眼をまるくみひらき、仔犬さながら駆けて来たので、トグルは、くっくっと笑った。


「お前達、食事は、まだなのだろう?」

「ああ。一応、麦焦がしツァンパを持って来た」

「ツァンパ?」


 聴き慣れない名称に、トグルは首を傾げた。それから、納得する。説明しようとする鷲を片手で制し、鳩に訊ねた。


「ハト。タルバガン(地リス)は食べられるか?」

「わかんない。食べたこと、ないもの」


 鷲は腰を下ろしたまま、肩をすくめた。二人を交互に見遣る少女に、トグルは白い牙を見せた。


「美味いぞ。***……」


 トグルの指示を受けて、男達が動き出す。馬に括りつけた荷物のなかから、干した肉と鍋を取り出し、食事の支度を始めた。

 鷲は、疲れた表情で立ち上がると、おどおおどしている少女に頷いてみせた。

 鳩が、ぱっと瞳を輝かせる。鷲は溜め息をつき、トグルは、再度、喉の奥で笑った。

 鳩は草原の男達の許に戻り、早速、手伝いを始めた。楽しげにお下げを揺らして働く少女を眺め、トグルは、優しく呟いた。


「……いい子だな」

わりい、トグル」


 鷲は、ぼりぼり頭を掻き、苦い声で言った。

 トグルは、器用に片目を閉じた。


「小姑の扱いは、俺の方が上手のようだ」


 鷲は一瞬絶句し、それから二人は、声をあげて笑った。







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