Arashino Yoruno Shounen

 少年は寝た。

何て大胆な。


 しばし考えを巡らせることにした。

少年...何故こんな夜遅くに...


 そして、、、何故か少年が来てから嵐が収まる気配を見せない。

何か関係が...


 小難しいことは考えたくない。


 ゆり椅子に揺られるがままに。

別にこの後少年を追い出すとかないし。


 おや、やけに眩しい。


いつの間にか、意識がお出かけしていたようだ。

少年...には変わりはないようだ。


 嵐は...

このところ地球がおかしくなってしまっているのでは?


全く変化なし。


少年が現れた昨夜と変わらない。


 それでもいい。

少年が飽きるまでこのままにするつもりだ。


それでも私は不自由しない。


 暖炉の方から、衣擦れの音が。

少年がおきたのk...?


そのままだったら首が直角に曲がっていたかもしれない。


コキキと音を立てる。


少年は、そこにいなかった。

ま、泊めてもらったからもういいか、と考えたのか。


 私は大丈夫だ。



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