応援コメント

・第二十九話「僕等は一つじゃない(前編)」」への応援コメント

  • 今回も、相変わらずクリフハンガー的な要素満載で萌えますね。
    ところで、少し関係ないんですが、どうしてこの話は「異世界もの」の形をとっておられるんでしょうか? ここまで、現代の問題を扱っているのなら、現代、あるいは近未来SFという形を取った方が合理的だと思いますが・・・。

    作者からの返信

    何故この物語は異世界ものなのか、については。
    実際近未来SFや現代異能バトルで描く事も出来たというか、実際本作品は幾つかあった小説の案を合体させて作ったのですが、その中には現代異能バトルものや近未来SFものがあったのですが。
    最終的にテーマとしたのが「物語」対「現実」であり、「物語」対「現実」という形にするにおいて「物語」はファンタジーであるほうが「現実」との対比が鮮烈でより明白であろうと判断し、そこにおいて「物語と現実の両方を知る者」としてリアラが、そのリアラを勇気づけ導く者として「物語の英雄」であるルルヤが必要であると考え(それは物語を必要とする人間と物語の寓話でもある)、異世界転生者がいるが異世界転生者だけが主人公ではなく、そして世界に主人公以外にも自分の物語を持って動いている者として名無や他の色々なキャラクターを本編で全てをあえて描く事なくバラバラに動かす事で「異世界転生者がいる・異世界転生者が必要な物語」ではあるが「異世界転生者の為だけの物語ではなく、物語を生かす為の物語でもある」事を描写しています。
    そしてこのテーマを選んだ理由は、この物語は物語を必要とする人間に、物語を愛する心を失わないで欲しい、その心を守って・守るために現実と戦って欲しいという思いを込めた物語としたかったから、です。故に、こうなっております。
    (第二章では逆に、理想・物語の危険な面と、物語に関する現実を象徴するキャラクターが主人公達の敵で、それに抗う事もまた必要というテーマがありますが)