幻想郷異変日誌

ブドウ&あや

第1話 異変の始まり

こんにちは!デビル・ブドウ・スカーレットです!みんなからはブドウって呼ばれてます。この幻想郷では、様々な妖怪や人間、妖精などが楽しく住んでいます。しかし、時々変なことが起こります。「異変」です。私達が力を合わせれば、どんなに強い妖怪でも秒殺できるから、異変なんてちょろいちょろい。だけと、強い奴もいるもんね。ちょっと手こずっちゃうのよ。まぁ、私はそんな幻想郷が大好き。それじゃ、私が少し手こずった異変を日誌としてこれから書いていきます。


第一章  久し振りの異変

この日の昼、私は寝ていた。なんせ吸血鬼だからね。そしたら、あれ?魔理沙が飛んでくるじゃないか。しかもあたふたしてる…どうしたのかな?急いで着替えをし、門へと急いだ。

「ねぇ、魔理沙。そんなにも急いでどうしたの?」

魔理沙は落ち着く間もなく答えた。

「あぁ、実は異変が出てきちまったんだ」

私はびっくりした。普通は霊夢のとこに行くはずなのに…

「魔理沙。博麗神社行った?」

魔理沙はびっくりしている。まるで、そんなことも分からないの?!と言ってるかのように。

「言ったんだけどな、霊夢が漣堵館に行けって言ったんだ。ひどくないか?!」

漣堵館とは私が主の館なんだけど、霊夢はなんで漣堵館に行けって言ったのかな?

「魔理沙、もう一回博麗神社行ってみよ!」

「そうだな。ここでうずうずしてても意味ないもんな!」


~~博麗神社~~


「あら、魔理沙にブドウ。どうしたの?」

うわぁ…相変わらずグダグダしてるなぁ…

「おい、霊夢。何でさっき私を漣堵館に行けって言ったんだよ」

霊夢が軽々と言った。

「だって漣堵館の子達の方が私より優秀じゃない?」

んまぁそう…なのか?

魔理沙が今にも怒りそうなくらいの声で言った。

「あ?霊夢は博麗神社の巫女だろ?逆に漣堵館の子らに抜かされて嫌じゃなかったのか?」

霊夢が笑いながら言った。

「まぁそうよ。だけど今は漣堵館の子達に頼んだ方がいいかな?って思っただけよ。大丈夫。私も手伝ってあげるから。それで、どんな異変だったわけ?」

魔理沙は嬉しそうに答えた

「ん。一部かもしれないが、水が毒水に変わってるんだ。その他にも、雨が激辛のデスソースになってたり、雲だけが紫になったりって色々な事件があったんだ」

霊夢はびっくりしながら言った。

「えっと…それ、異変よね…おかしいわ。紫から届いた異変通告書からは水が毒水に変わってるのと、雲だけが紫になったのと、魔理沙が言っていなかったことが二個書いてあったの。それは」

ゴクリ

「人里のすべての色が無くなっている、と、感情が無くなるっていうのが知らされているの」

私はちょっと困った。だって全て、つながりがないんだもの

「ねぇ、その五個の事件。何もつながってないんじゃない?」

二人は顔をしかめた。

「ありえない!」

「ブドウ、貴方は⑨(チルノ)と同じ扱いをされたいわけ?」

私はびっくりした。だって、私は本気で言ったのだもの。

「…じゃ、じゃあ、一回人里に行ってみない?もしかしたら、何かがつかめれるかも!」

二人はうなずき合って、

「そうだな。行ってみようよ。な、霊夢」

「ま、そうするしかないのかしらね」

よ、よっしゃー!



続く

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