第10話 死んでいたのは、、、

私は、彼が生きているときに1つの約束をしていた。


お互いの住んでいるところの中間にあたるところで会おう。


彼と会えるのを楽しみにしていた。でも、その夢は叶わなかった。


彼の友人と思い出話しをしていたある日、驚く話を聞いた。


彼は、精神疾患を患っていた。内服も自己中断していたらしい。


私と会えることを楽しみにしていたみたいだか、


彼は、私のことが好きすぎるあまり、自分だけのものにするために


殺してしまうかもしれないと話していたという。


その話をきいて、ゾッとした。


もし、彼が生きていて、彼と会っていたら、


死んでいたのは、私の方かもしれない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

もし、あのとき。 @KIRA31RI

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る