第3話


なんであの時日和がいたの

別に日和がいたって構わないけど

悠馬くんは陽夜の味方をしてくれた

それで

それだけで構わない





















「ん…??」


後ろにいたのは、真也だった。


「日和ちゃんだよね?なんでこんなどこいるの?」


「あっ…真也くん…なんでもないよ…!!来てみたかっただけ、」


「ふーん、来てみたかっただけなのに、財布も上着もカバンも持ってないんだ?」


「そっ、それは…」


「まっ、理由は聞かないから俺送るよ?家どの辺?」


「だ、だいじょうぶ!!すぐそこだから!!」


「すぐそこなのにマップ開くの?随分と方向音痴なんだね?」


「んん~…」


「むりすんな、何も手出さないって」


「じゃあお言葉に甘えて…家は大森東の方で…」



そのまま真也に家の場所を説明して送ってもらった。

家に帰ってる間は手を出さないのはもちろん、なぜあの場所にいたかも聞き探られることはされなかった。
























--------翌日--------


ピコンッ


LANEが来た時の通知だ。


"だれだろ……"


おそるおそるLANEを開いた。

そこには、、







陽 夜







この2つの文字が液晶に映っていた。


"うそっ…陽夜!!?"


わたしは慌てて陽夜のトーク欄を開いた。

しかし、焦り慌てすぎて携帯を落としてしまった。


"あっ、やばいやばい…割れてないかな…"


拾いにいったときに、携帯のすぐそばに人の足があった。

その人は、とても親切な人でわたしの携帯を拾ってくれた。


「あっ、ありがとうございm……」


ニコッ


「どういたしまして♪」


私の目の前にいたのは、口調はとても明るく、口はニコニコ笑っているが目が笑っていなかった


陽夜


だった。

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奪 い 合 い @miu_itigo

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