第2話
日和に…
日和なんかに負けない
あんなやつより
私の方がかわいい
…絶対に
--------翌日--------
"陽夜…昨日どうしたんだろう…"
そんなこと思いながら、大学の方に向かっていた。
"あれっ、陽夜だ…まあ、昨日のようにはなってないでしょ"
そんな軽い気持ちで陽夜に話しかけに行った。
「ねえ陽y…」
キッ
「ねえねえ〜」
"えっ…??"
陽夜は一度日和を睨んで近くにいた友達と去って行った。
もちろん今までそんなことをされたことがなく、今回が初めてだった。
"そんな陽夜怒っちゃったのかな~…"
そんな深く考えず、授業を受け始めた。
〜〜〜〜昼〜〜〜〜
陽夜が怒ってるか確かめるため、一度LANEすることにした
『陽夜??昨日はごめんね!!もし、怒ってないならまた渋谷に行かない??
連絡待ってます 日和』
"よしっ…あと返信待つのみ!!…あれっ…陽夜??なんで…"
大学の食堂である人と一緒にいる陽夜を見かけた。
そのある人とは……
合コンで知り合った悠馬だった。
"なんでっ…陽夜と悠馬くんが…っ"
もちろん、悠馬は他の大学だ。
日和には、悠馬がここにいることが理解できなかった。
「ねえ!!陽夜!!なんで悠馬くんがここにいるの!!?」
「えっ…いきなりない~こわぁい!!別に陽夜が誰といたって日和には関係ないよぉ??悠馬くんもそう思うよねぇ~??」
「まあな。」
「…っ」
"そうだよ…私には..私には関係ないんだ…"
タッタッタッ…
私は走ってその場を立ち去った。
何分走ったかわからない。
ただ、ただ自分が知らない、地元じゃない場所にいた。
"携帯しか持ってないし、上着もないし…なにやってんだろ…わたし…"
いつの間にか、私は地面に一粒の雫を落とした。
地面にポタンッと一粒落ちた途端、何粒も何粒も雫が落ちてきた。
足が動かなく、立ったまんまずっと、ずっと雫を落としてた。
何分間その状況だったのだろうか、自分でもわからないくらい時間が経っていた。
"マップ見ながらかえろ…"
そう思い、私は携帯のアプリ、マップを開いて自宅を探していた。
すると、
ポンポンッ
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