エピローグ
5年後
真美は産婦人科にいた。
去年、私が大学卒業してから正式に結婚し平 真美となった。
そして2人だけで式を挙げた。
佑介は一流企業に就職し2年が経ち、多忙な毎日を送ってる。
平家を継ぐことはなかったけど、親子の関係が壊れたわけではない。むしろ深まったと思う。だから、今でも平家とは仲良くやっている。
圭くんはあれから自分の素が徐々に出始め、昔の存在感が薄い圭くんはもう跡形もない。敬語は健在だが、なんとなく昔の意地悪な佑介のようだ。
2人とも皮肉を言いまくってよくケンカしているけど、なんだかんだで仲が良くなったみたい。
圭くんと桃華ちゃんは平家のN.Y支社に入り経営の基本を学んだ。桃華ちゃんも圭くんも2人で支え合い、お互いに想い合いう幸せを知り、2人は来年正式に結婚する。式も盛大に執り行われる予定だ。
検診を終え家路に着き、夕飯のしたくを始める真美。
「ただいまー!!なぁ、どうだった!?」
慌てて帰って来た佑介。真美の肩を掴み目をキラキラさせている。
「…妊娠9週目だってよ」
恥ずかしいそうに佑介に言った。
佑介は嬉しさが顔に溢れ出した。
「真美ー!幸せだ!オレ。世界一!」
そう言って真美に抱きつく。
「私だって幸せだよ!」
顔を赤くする真美。
—だって…あなたの世界一の笑顔が見れたんだから。
18歳お見合い法 山野 碧 @ma_bule
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