応援コメント

第三十九話 『襲撃』由良貴信」への応援コメント

  • これまでどうにもうだつの上がらない人生を送ってきた村寺が、最期に「いい人生だった」と口にしたことに、涙が滲みました。
    ハナのラブドールは一方的な愛の幻想だったかも知れないし、殺し屋が彼に見せたものは偽りの正義だった。だけどそれでも、最期に村寺の中に芽生えた勇気は本物だったのだと思います。

    作者からの返信

    その部分についての感想をもらえるのは嬉しいです!

    最後の最後で自分の本質を掴み、目的を遂げて安らかに眠った村寺のラストは、自分が生きる為に他人を糧にしてきた柳の最後とは対照的なものにしたいと思いました。
    ただ、理想像である柳と出会わなければ村寺は自殺していたし、村寺が死んでいたら、峰川志織も助かる事はなかったという数奇な物語にしたいなとも考えていました。