ヨモギの邪気払いは、アイヌの信仰でも見ることができます。アイヌではヨモギの人形やヨモギの槍などが口頭伝承に出てきた場合、どんなに強い魔物でも一撃に伏してしまうのです。この信仰もやはりヨモギの臭気の効果があったのではないかと言われています。民族の違いはあれ、似た信仰があるという事は面白いですね。
作者からの返信
夷也荊様
コメントをありがとうございます!
植物は、色、香り、味などさまざまな特徴から、呪術的に使われていますね。とくに「におい」は、虫よけになったりと、目に見えるものへの退治!?にも使われますね。
年中行事のお菓子は、子どもの頃は、季節を感じたり、ひな祭りはちらし寿司にひしもち、子どもの日は柏餅にちまき、お盆だと精進揚げといった具合に、いつもと違うものを食べることができる日という意識しかなかったのですが、大人になってからは、それぞれに意味があって興味深いなと思うようになりました。
アイヌの信仰でもヨモギに関するものがあるのですね。
子どもの頃北海道にいたのですが、その頃はそれこそ意識していませんでした。
ぜひ調べてみたいです。
三尸の虫は庚申の日に告げ口をしにいく虫ですよね?
草餅の蘊蓄が楽しくて、もっと聞いていたいと思いました。
おとぎ話のセオリー通りに、タブーを次々破る主人公から目が離せません(^^
作者からの返信
来冬 邦子様
コメントありがとうございます!
三尸の虫は、そうです、庚申の日に抜け出して行く虫です。
草餅をはじめ、お餅の蘊蓄は辿っていくとたくさんあります。
そういえば、土用の丑の日には、鰻の他に「土用餅」というあんこでくるんだお餅を食べる風習のある地域があります。小豆の赤が魔除けになることから、暑気払いの意味もあるそうです。