主人公の変態さん、じゃなくてアーゲンは不運にも厄介ごとに巻き込まれて、やっと逃げ出したと思ったらまた巻き込まれて、ふぅと一息お酒でも楽しもうものならまた巻き込まれて(笑
ヒロインのミシェルは読んでいるだけで可愛さがにじみ溢れてくる愛嬌を持っています(ココ重要
ミシェルは子供?ですのでミシェルだけだと読んでる我々も変態さんになってしまいますから、ちゃんとナイスバディ(筋肉?)のお姉さんも。おっと、口が悪いと殴られるかもしれませんので注意してくださいね。
SFっていうのはこういうのを言うんだよ! と振り返らせてくれる物語だと思います。そして作者様の読んでいるだけでスリル溢れるアクションが浮かんでくるような描写が良いスパイスになっています。
私の感想ですが流し読みすると後悔するのでちゃんと読むこのをオススメ致します。
それでは、良い?宇宙の旅を^^
SF、とくにスペースものというジャンルはほとんど読んだ事のない私ですが、描写が適度に丁寧でわかりやすく、また雰囲気のある文章で冒頭からすっと引きこまれました。
ストーリーが進行するにつれて出てくる様々な謎、とくに拾いものの少女の正体や、主人公自身の過去……。いろんな謎に興味を引かれるうちにどんどん読み進められます。SFらしいアクション部分の緊張感も見所のひとつ。そして後半になるにつれてキャラクター同士の息があってきて、繰り広げられる軽妙なやり取りがまた楽しいです。
本格的なSFらしさと読みやすさを併せ持つ作品ですので、SF好きの方から初心者の方まで、広く楽しめると思います。お試し下さい。