第2話 実験対象
目を開けられないほど眩しい光は僕を包んだ
『バタッ!』
気づいたら真っ白の部屋に僕は倒れていた
真ん中にはフードを被った人が立っている
光のせいでまともに立てないし、体も非常に熱い。
『ここはどこだ...』
『パラティクスエリアへヨウコソ...』
『認証完了、尚雲 零治。numberは9 』
『オメデトウゴザイマス。ジッケンタイショウニエラバレマシタ』
『おい...、、なに言ってるんだよ..。
俺は帰りたい..!どこだよここは!おい答えろ!』
レイジは顔を真っ赤にして、身体中に血管を張り巡らせ力を入れて必死に喋っていた。
混乱しているのだ。さっきまでいつも通り家で小説を読んでいたのだから
『シツモンハキョカシマ....
....
...
せん。
あなたの言語を分析しました
いまからこの世界の説明をします
黙って聞いてください。』
すると部屋の壁がすべてスクリーンに変わった。
『ここは「パラティクスエリア(PA)」
異能力実験「コードI」のために作られた仮想世界。貴方も含めここの世界に集められた人達は全員異能力の適正反応があった人達。
PAには異能力を引き出す力があり、ここに存在する限りは君達は異能力者となる。
次に人それぞれに「ナンバーズタッグ」と
いうものを与える。
君の一番好きなもの、憧れているもの、感情を形にしたものなどを君のパートナーとして実体化させたものだ。永遠と実体化できるわけではないから、たまには休憩も必要だ。
そこは人間と同じだろう。
魔法、スキル、レベルなども存在するがどれも戦うほど覚え、強くなる。
街や村の、外にはモンスターが存在するからそれを倒すことでも経験値を取得できる
異能錬金術での取得も可能だ。』
フード野郎は地面に座り込んだ。
『はぁー、、
もう説明がめんどくさいから終わりにしよう。案内係本当にめんどくさい
大事な事は他にもあるけどそれはエリア内の案内娘に聞いてくれ』
『おれは実験台ということなのか?...』
『そうとも言える。現実世界に帰られるのは一つのパラティリアのみだ』
『パラティリア??さっきからわからない単語ばかりだ』
『パラティリアは君の言語で言う仲間、チームといったところだろう。
あー、もう説明がめんどくさいから検討を祈りまーす。とだけ言っときまーす。』
『ここはコンティニュー無しのゲームと考えてもらえばいい。』
『あっ!最後に君の情報だ。
職業は前衛。
君の異能力は「freedom」だ。 』
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