144 良い子は絶対真似しないでください。

萌神「雄常、我が姿を見よ!」


雄常「また裸か。脱げばウケるなんていう、売れない芸人的な発想はどうかと思うぞ」


萌神「これだから表層しか見れないものは困る。その眼を開けて、とくと見るのだ! 隠された真実を見抜くのだ!」


雄常「見ろ、って言われたって裸は裸じゃ……よく見たら長い髪の毛で胸が一応隠れているな」


萌神「そう、これぞエロと健全が融合して生まれたキ力イダー的な萌え、髪ブラよ!」


ロボ娘「……今すぐ石/森先生に謝った方がいいと思うロボ」


萌神「(無視)人はエロに惹かれる! これは否定しようとしてもしきれない事実! そして個人差はあれど、裸とエロは密接関係にあるのはもはや語るまでもないところ!」


萌兄「(ガラガラ)しかしそうはいっても露骨過ぎてはダメなんだ。『ただ脱げばいい』なんて言うのは貧困な発想と言わざるを得ないんだ。それでは萌えも何も生まれないんだ」


萌神「それを踏まえこの髪ブラを見よ! ほぼ全裸であるために必然的にエロス放出! しかし長髪で肝心な部分を隠しているため、お子様にも閲覧オッケー! エロと健全のチキンレースともいえるこれ、どうだ萌えるだろう!」


雄常「悪いとは思わないけど、そんなんだと髪が上に乗っかっているだけか。動いたりしたらすぐ崩れちゃうな」


萌神「心配無用だ! 私がその点を対策していないわけないだろう! 動いてしまえばこの萌えは崩壊してしまう? ならば動かないようにすればいい!」


雄常「発想はいいかもしれないな」


萌神「だから今の私の乳首と髪の毛を接着剤で止めたのだ! これでいくら動こうと髪ブラのまま! 全く問題なし!」


雄常「今後の生活の上では問題しかない」

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