143 くわえゴム萌え(18禁版)

萌兄「(ガラガラ)雄常くん、君は察することは得意かい?」


雄常「……考えたことないから分からん」


萌兄「たぶんこれまでの君を見るに得意だと思うよ。君は優しいしね。だからそんな察し力と萌えが混ざり合った逸品、くわえゴム(R-18)だってきっと好きになれる!」


雄常「ああ、この間言ってたやつの18禁版か。どんなことをするんだ?」


萌兄「やることはシンプル。ゴムを咥える。それだけさ。しかし以前あげた奴とは違い口にするのはコンドーム! 避妊具なのさ!」


萌兄「即ち『これ使うならOK』ということ、または異性的好意の表現、据え膳であることも表現している! これ1つで色んな思いを駆り立てる萌え! 優秀だね!」


雄常「ああ、分かるな。俺の妹もよくしてきたし」


萌兄「(聞き逃し)という訳で幼女は今くわえゴムをしている! そんな彼女を見て萌えパワーを放出してもらおう!」


雄常「一応聞くけど、前みたいにまたゴムぱっちんじゃないだろな?」


萌兄「あははは、大丈夫だよ。今度はちゃんとしたゴムをくわえさせてきたよ」


雄常「さすがにしっかりしてきたか」


萌兄「それも加工されると不純物が入るかもしれないから、原産地から取り寄せたゴムの木だから安心だね!」


雄常「こいつらにしっかりを期待した俺がバカだった」


萌兄「それだけじゃないよ! こんな乙女全開の姿にギャップを入れ込めば、さらにダメージは加速する!」


雄常「乙女全壊の間違いだと思うんだけど」


萌兄「(無視)そのために被せるのは学生帽、全身は野球のユニフォームとバット装備。まさに男の子の姿そのもの! はい、幼女。ここで決め台詞!」


萌神「花は桜木、男は岩鬼!」


雄常「あいつがくわえてるのはゴムの木じゃないと思うんだが」


萌兄「考えるんじゃない、感じるんだ」


雄常「感じたままの感想がこれなんだが」








萌兄「ところでボク、さっき何かすごく重要なことを聞き逃した気がするんだけど?」


雄常「気のせいだろ」

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