142 くわえゴム萌え(全年齢版)
萌兄「(ガラガラ)雄常くん。君、和菓子は好きかい?」
雄常「嫌いではないかな」
萌兄「ならこの萌えはきっと好きになれるよ。何故ならこの萌えは和菓子の様。露骨なエロではないけど、仄かに香る色気を堪能できる萌え、その名はくわえゴム(全年齢版)なんだ!」
雄常「和菓子職人に謝った方がいいと思うし、そもそも(全年齢版)ってなんだ」
萌兄「そこら辺はおいおい話すよ。まずはこの萌えの解説からね。くわえゴムとは髪止め用のゴムをくわえるものなんだ。そして両手を後ろに回して髪をまとめている姿、これがセットになるものなんだ」
雄常「ああ、そういう奴か。俺の妹がよくそんな感じで支度していたな」
萌兄「それは羨ましい。脇が見える、うなじが覗ける、そこはかとなく急いでいる感じが人間臭さを感じる。数多の理屈を創出するこの萌えをよく見てたなんて……」
雄常「そんなに貴重なものなのか?」
萌兄「そうだよ。人によっては憎しみで呪い殺したくなるくらい羨ましいものなんだ。ちなみにボクは憎しみで君をメチャメチャにしてやりたいくらいだよ(はぁと)」
雄常「それくらいで憎まれてたら誰も生きてけないと思うんだが」
萌兄「それはさておき、そんなくわえゴムを今幼女はしている! だから今は幼女を見るんだ! 触るんだ! 萌えるんだ!」(ドアを開け放ちながら)
萌神「……!」(椅子に拘束され、口にゴムぱっちんをくわえながら)
雄常「……」
萌神「……!」(うるうると潤んだ瞳で首を横に振りながら)
雄常「……何故ここでゆーとぴあ的なくわえゴムで来るのか」
萌兄「髪止め用のゴムが見付からなくてねー。仕方ないからこれで代用したの」
雄常「工夫しようとする姿勢は立派だけど、今回は誰かを頼った方がよかったと思う」
ロボ娘「とりあえず引っ張ってぶつける役は私がやっておきますロボ」(抵抗する萌神を無視しながら)
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