140 萌神ってほんとバカ2

萌神「色白! 先天的に授かったものもあれば環境的にそうなったものもある! だが確固として言えるのは、それは多くの人から支持される人気要素であるということだ!」


萌兄「(ガラガラ)その通りだね。病弱と組み合わせ、薄幸の美少女的な感じも演出することができる。加えて日焼けしてないので引きこもり、つまりオタク娘として描くことも可能」


萌神「もう1つ付け加えるなら、日焼けしていないということは深層の令嬢にもなれる! 1つの属性ながらベストマッチの多様さ大多数! 数ある萌えの中でもこんな属性は稀有だろう!」


萌兄「しかし逆にこの属性ほど、混ぜ方にセンスが問われるものは無いだろうね。そこで幼女! 君は一体何を組み合わせる? この無限の樹形図さえ生みそうな属性に、何を加える?」


萌神「うむ! やはりここは鉄板にして王道、色白と高貴さとの組み合わせをする!  だから今私の体は色白だ! 驚きの白さだ! そして尊いんだ! 偉いんだ!」


萌神「まだだ! 黒色の長い髪もつける! だがそれを、だらっと垂れ流していてはだらしないと思われる可能性もある! だから布でまとめることも忘れない! そしてそれが分かるように、あえて逆立て、頭から見えるようにする!」


萌兄「ならば着る服は? いい組み合わせだけど、服によっては台無しになってしまうよ?」


萌神「手抜かりなしだ! 気品あふれる家柄を現すように色合いが派手な和服を着る! しかも男性が着ている和服でギャップ萌えまで産む! さらにさらに豪華特典として、深紅の口紅も塗ることでの色白肌を際立たせることも忘れていない!」


萌兄「パーフェクトだ、ウォルター幼女


萌神「感謝の極み。さあて、後は来るのを待つのみ!  雄常! 今度の今度こそお前の最後だ! 『萌え萌え世界にようこそ』してやろう!」


ガチャ


雄常「萌神ー、ロボ娘ー、ただい」


萌神「どうだ雄常! 今の私は! 可愛いだろ! 萌えるだろ!」


雄常「バカ殿になって何をしてんだお前は」

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