139 密林で買おうとすると年齢確認が求められます。

萌神「男女の溝はとても大きく、その違いが埋められない。そんなこと聞いたことは無いか? 雄常よ」


雄常「ああ、ネットニュースか何かで見た気がする。脳がどうこうって書いてあったな」


萌神「他にも遺伝子の違い、取り巻いてきた環境の違い。色んな理屈があるが、実際男女はどうしても異なる。それが故に今も男女間で喧嘩が起きるのよ」


雄常「俺はお前と喧嘩したこと無いけど」


萌神「私の人格が完成されてるからな」


雄常「それはひょっとしてギャグで言ってるのか」


萌神「(無視)ともあれこれは萌えも同じだ。男性からは熱烈に歓迎されながらも、女子側からはあまり好かれない萌えというのは存在する!」


雄常「それは一体?」


萌神「その正体は……これだぁ!」(来ていた衣服を脱ぎ捨てる)


雄常「また全裸か? もういい加減それは……と思ってたら下着付けてたか。しかも縞パンかそれ」


萌神「そう! 縞パン! 組み合わせる色によって無限の多彩さが存在している、縞パンよ!」


萌兄「(ガラガラ)基本は白、そこに青や赤を組み合わさることで両者共々の色が際立つ。さらには横の縞が入ることで横幅を大きく見せる。つまり大きなお尻に見える。1つで2つの効果を持つ、優秀な萌えなのさ」


萌神「実に視覚的手法を取り入れた萌え! 1枚の布ながら、男性に対するアピール度はばっちり! しかしこれは、女性にあまり人気が無いものでもある!」


雄常「そりゃまた何で?」


萌神「理由はシンプル! 太って見えるからだ! 横じまが入ることでどうしても太っている様に見える! 細身の女性が美しいと見られている現代、それは真逆たる行い! それが故に人気が低いのよ!」


雄常「そんなに気にしなくてもいいと思うんだけどな。俺も可愛いとは思うし」


萌神「そうだよなー、ところでロボ娘。通販でも縞パンは買えるぞ?」(にやつきながら)


ロボ娘「……なにをいってるのかさっぱりわからないろぼー」(パソコン画面を開きながら)

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