120 その日はいつからか、幸せな日から幸せでなければならない日になっていた
萌兄「8才と9才と10才のときと、12才と13才のときも、ボクはずっと、待ってた!」
萌神「な、何を……?」
萌兄「エロサンタだろ!」
萌神「ああ……!」
雄常「……ロボ娘ー、あれなんだ?」
ロボ娘「……検索完了。あれは『ブレンパワード』というアニメの名セリフと言われている、ジョナサンのセリフを一部パロディしたものですロボ」
ロボ娘「本来は『クリスマスプレゼントだろ!』と言うところを『エロサンタだろ!』というセリフにすることで、下ネタ感を演出。ズレの笑いを生み出そうとしているのだと思いますロボ」
萌神「そう真面目に解説されると白けるなー……ノってくれないとノリの悪い奴とか言われるぞ」
ロボ娘「心底どうでもいいロボ」
萌神「ともあれ今日の萌えはサンタ! このサンタコスが萌える理由、それはずばり! 子供心も大人のリビドーも満足するからだ!」
萌兄「子供の頃に憧れたサンタ、それに会いたいと誰しもが子供時代一度は考えるよね? もしそれが素敵に筋肉が付いた細マッチョな美男子だったら?」
萌神「もしそれが可愛い女の子だったら? その喜びは相当なもの! 夢と欲望、2つのものを同時に満たせる逸材の萌え、それがサンタコス萌えなのだ!」
萌兄「だからこの衣装を着るよ! そして雄常くんに『メぇぇぇ~~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!! ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ』とお祝いの言葉を言うよ!」
雄常「今は夏そのものなんだけどな。でも確かに俺も子供の頃、何とかサンタに会えないかと罠しかけたときもあったんだよな」
萌神「ほほう、お前にも可愛らしいときがあったのだな。会って感謝が言いたいかったのか?」
雄常「いや、サンタが大量にプレゼント持ってるから、それを全部奪おうぜ。って姉ちゃんと兄貴に持ち掛けられたから。それと仕掛けたのはトラばさみと釣り天上だよ」
ロボ娘「微笑ましい。子供あるあるですねロボ」
萌神「いや、無いだろ」
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