117 ソウカンジャンよ! 永遠なれ!(後編)
オトレン「兄弟父子! がさつな男が多いから細かな気配りこそ苦手であるものの、いざ愛が炸裂したときの爆発力は最強だぜ! 少しだけ乱暴ぎみに『お前が誰かの彼女になるなんてイヤだ』と言う姿なんてドキがムネムネするぜ!」
ロボ娘「雄常さんは先程言いましたね。自分は偉くないと。とんでもない、とても偉いです。私などよりもずっと立派ですロボ」
イトレン「いとこ! その付き合いの長さは、決して他の家族に引けをとらない! そのために幼馴染みっぽい距離感からどう接するか迷うときも! 時間の流れと共に、変化してしまったものを憂う場合もある! どちらも萌え!」
ロボ娘「……こうも連続した萌えの氾濫を毎日毎日受けていながらも、決して怒らずツッコミを入れる雄常さん、尊敬していますロボ」
雄常(細かく言えば軽く怒ったことは何度かあるんだけどな。どじっ子とかスク水やったときとか)
ギリレン「義理家族! 血のつながりがないために、くっつくことを阻害するものは実はない! しかしこれまで家族として過ごした思い出がある以上、簡単には割りきれず、愛に迷い愛を求める! 切ない! だがそれがいい!」
ロボ娘「しかし雄常さんは偉人であっても、私は違います。私はこいつらのごり押しをずっと耐えられるほど、性格ができておりません。しかもそれが大嫌いな萌神ならなおさらですロボ」
雄常「ロボ娘? お前一体何を……」
ロボ娘「要するに何が言いたいか。つまりはこういうことですロボ」(両腕を変化させながら)
全員『家族愛と恋愛のダブルコンボ! 即ちこれぞ究極の萌え! 我等! 近親戦隊ソウカン……』
ロボ娘「もういい! もうたくさんだ! お前らを破壊する! みんな星になってしまえロボー!」(両腕のイデオンガンを撃ちながら)
ドカーン!
そのとき、イデが発動……しなかったが、ロボ娘が怒りにとらわれたことを平謝りし(萌神兄妹には一言も謝らなかったが)、雄常の部屋を修繕したのは言うまでもない。
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