108 似て非なるもの(素直ヒート編)

萌神「素直クールを取り扱ったのだ。その亜種、素直ヒートを無視してはなるまい! 今日はそれを話そう!」


ロボ娘「何だそれは。初めて聞くロボ」


萌神「素直クール自体、認知され始めたのはつい最近だ。その亜種たる素直ヒートはまだまだ知名度は低いからな。しかし知ればきっと夢中になるぞ! 萌えるぞ!」


萌神「素直クールはいつも好きっぷりを淡々と語るのが特徴だが、これはそこが逆! 好意を語るのに、ひたすら熱く! うるさく! 語るのだぁ!」


ロボ娘「うるさいとか言ってるロボ」


萌兄「(ガラガラ)既存のキャラをあげるならGガンの最終回時のドモンがそれに近いかな。想いの丈を述べるとともに、そのテンションと勢いで相手に迫る。これが素直ヒートなのさ」


萌神「という訳でロボ娘、あの窓へお前も叫べ!」


ロボ娘「断る、何故私が……」


萌神「ふーん、そうか。そういえば雄常は元気な子が好きと言ってたな。素直ヒートは元気だなー」


ロボ娘「雄常さん! あい! して! まぁぁぁすロボ!」


萌神「ふっ、激チョロ! それでは私も叫ぼう! 雄常ぉぉぉ! お前が欲しいぃぃぃ!」


萌兄「雄常くん! 好きだぁぁぁ! 大好きだぁぁぁ!」


管理人「(ガチャ)波野さん? 困りますよ。DVDとか見るならもっと静かに……」


萌神「雄常ぉぉぉ! お前以外にぃ、パートナーはいないぃぃぃ!」


ロボ娘「雄常さんにぃ、一生を捧げますロボぉぉぉ!」


萌兄「雄常くん、ボクのものになれぇぇぇ!」


管理人「……え? 声だけ? え? え?」

※萌神達は一般人には見えません。


萌神「お前にぃ、一生ついてくぞぉぉぉ!」


ロボ娘「絶対にぃ、離れませんロボぉぉぉ!」


萌兄「君の背後にぃ、ボクはいるぅぅぅ!」


管理人「う、うわあああ!」


管理人、逃げ出す


萌神「あれ? 兄者何か言った?」


萌兄「いや、何も?」




10分後

雄常「外で管理人さんから『あんた大丈夫なのか!? 呪われてないのか!?』とか言われたんだけど何かあったのか?」


萌神「さあ?」

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