103 ミニ傷の男(スカー)ポリス
萌神「雄常、お前を逮捕する!」
雄常「あー、今回は婦警さんか。確かに人気あるもんなー」
萌兄「そう、そっち系の人にはものすごくクる萌え、女性警察官萌えだよ(モキュモキュ)」
萌神「制服! 厳粛な雰囲気を纏うもの! しかしそれを自分たちの逢瀬に使えたときの特別感の凄さはかつて語った! これは警察の制服もまた同様で、しかも学生服とはまた違った魅力がある!」
萌兄「動きやすさを重視したミニスカ、しかもこれは特別にスリット入り。清涼感を思わせる水色のシャツ。真面目そうな外見。職務故にお堅いイメージを持たれるけど、それが故にオフの時のギャップときたら『たまるか!』と叫んでしまうね(モキュモキュ)」
雄常「うんうん、可愛いと思うぞ。前に俺の妹が学芸会で、警察の役をやったときを思い出す。あれは精いっぱい頑張ってて可愛かった」
萌神「話をはぐらかすな! 私は怒っているんだ! 何故ならお前は罪を犯している! だから即お前を逮捕して臭い飯を食わしてやるからな!」
雄常「えー、俺なんかしたっけ?」
萌神「した! とんでもないものを盗んでいった! 窃盗罪だ!」
ロボ娘「『あなたの心です』とかぬかしたらはり倒すロボ」
萌神「そんなどこぞのとっつあんっぽいこと言うか! 私の楽しみに取っていたシュークリーム食べたのお前だろ!」
雄常「いや、俺じゃないぞ」
ロボ娘「私でもない。お前のものに手を付けるほど、落ちぶれてないロボ」
萌神「じゃあ誰が……」
萌兄「ボクでもないよ。そもそもボクが冷蔵庫を開けて発見したんだ。そんなボクが食べているわけはないさ(モキュモキュ)」
雄常「兄君。冷蔵庫を開けたのは何分前だ?」
萌兄「ええと、2分前だね(モキュモキュ)」
雄常「口の中に何か入れたのは?」
萌兄「……2分前だね(モキュモキュ)」
雄常「もひとつ質問いいかな」
雄常「萌神のシュークリーム、どこに行った?」
萌兄「……君の様な勘のいいガキは嫌いだよ(モキュモキュ)」
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