101 男のロマンにして夢(中編)
萌神「それはともかく、この萌えを語らずにきたのは大失態という他ありません。萌神の名を汚すかのごとき振る舞い、大変申し訳ありませんでした」
萌兄「幼女さん、その萌えは一体何なのですか? 謝罪するというからには相当にメジャーな萌えであるはず。しかしこれまで数多くの萌えをこなしてきた。メジャーな萌えはもうやりつくしたのでは?」
萌神「いえ、まだあります。それは……」
萌神、着ている服を掴み、脱ぎ捨てる。
萌神「男のロマンにして大人気、見栄えを重視する西洋的価値観と、謙虚さと貞淑さを含んだ東洋的価値観の両者を満たす逸材中の逸材、愛と怒りと悲しみのシャイニングフィンガ一ソード、裸エプロンです!」
雄常「うん、確かにやってなかったなー」
ロボ娘「つまりびんぼっちゃまですロボ」
萌神「この萌えは世界中で人気あるものです! 何故ならこの萌えの起源はハンガリーで公共風呂に入るとき、エプロンをつけて入るところから着想を得ました! その後、ポルノに取り入れられ、世界へ羽ばたいたのです!」
萌兄(残念ながらこれのソースは見つからなかったことは、ボクが代弁しておくね。インターネットの記事はあったけど、書籍では見つからなかったんだ)
萌神「衣装はシンプルイズベストを地で行くスタイル! 裸にエプロンのみ!当然見えるは肉付きのいいおしり! エプロンの隙間から見える胸! 見た目だけでもすごいのに、言外に色んなことも語っている素晴らしい萌えです!」
萌神「エプロンをつけて料理の支度をすることで好意を表し! また肌を露出させることで行為の希望を語る! ウエイトレスのとき同様、全ての欲求の促進するこれはまさに究極の萌え!」
萌兄「ちなみに男の裸エプロン愛好者もいるよ。前にある尻尾が見えることでチラリズムを刺激するとか、格好に対して恥じらう様がたまらないとか。やっぱり赤面顔とチラは男女問わず大人気というボクの学説は正義なんだね。今度学会で発表しよっと」
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