90 ※1991年放送されたドラマです

萌兄「テクマクマヤコンテクマクマヤコン! お嫁さんになーれ!」


雄常「そこはせめて現代っ子も分かるプソキュアシリーズでいこうか」


萌神「そこら辺のツッコミは流させてもらう! それ以上に重要な萌えが目の前にあるのだから! その萌えの名は花嫁!」


萌神「汚れが目立ちそうな白い服! 長すぎる裾! はっきり言ってこれを着て生活していたらアホもいいところ! しかしその特別感たるや、星のごとくある萌えの中でも屈指と言えるだろう! 何せ着るとしたら一生に一度くらいしかないのだから!」


萌神「という訳で今の私は花嫁だ! そして雄常! お前を婿に指定してやろう! 光栄に思うがいい!」


萌兄「分かった! それじゃボクの魔法で変えさせてあげるね! 黄昏よりも昏きもの、血の流れより紅きもの……」


ロボ娘「どう考えても花婿に向かって放つ呪文じゃないロボ」


雄常「でもきちんと変化させてくる辺り、どんな呪文でもいいんだろうな」(花婿の衣装になりながら)


萌神「花嫁、花婿! どちらも揃った! となると次に必要なのは神父か牧師!」


萌兄「だったらそれはボクがなる! ホクスポクス以下省略!」


雄常「それはおまじないだ。一応結婚に少し関わっているけど」


萌神「さあこれで全て揃った! これで式を執り行おう!」


雄常「いやいや、ロボ娘はどうするんだ? ロボ娘だけ仲間外れは可哀想だろう」


萌神「ロボ娘か……ふぅむ、もう役割は全部埋まってしまったんだよな……残すところは招待客くらいしか思い当たらないが……」


萌兄「だったらこうしよう。ロボ娘くんは招待客、結婚式を祝うために花屋で花を買うんだ」


雄常「普通の役割だな」


萌兄「そこで偶然ひったくりを目撃。それを捕まえるために追っかけたらナイフで刺され、何とか式場にたどり着くも、ベンチで座りながら最後の一服を吸っている最中に眠りにつく。こんな招待客はどうだろう?」


雄常「戦うトレンディドラマ的な最後はやめよう見ている人のトラウマになる」

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