86 1970年代、法律で禁止されたがゆえに生まれたもの

萌神「遂に通販で買ったものが届いたぞ兄者! 魔法で布を変化させるのもいいけど、たまには実物も買わないとな!」


萌兄「待っていたよ幼女! 早速装備だ!」


5分後……


萌神「ふっふっふ……これぞ実用性皆無! なれど一部の愛好家からは人気ある萌え、マイクロビキニ!」


萌神「数ある水着の中でただでさえ露出が多いもの、ビキニ! その中でもさらに胸と股間の最低限な部分しか覆われていない! 布面積を減らしたこれは水着と言えるか疑問こそあるが、一部の男性から絶大な支持を得ている!」


萌兄「そしては雄常くんは男! 好きである方がむしろ自然だね!」


萌神「また幼児体型に装備することでロリと淫靡のギャップが醸し出される! しかも日焼けすることで、それが長期的に演出することができるのだ! この組み合わせ、絶対無敵にして股間の元気爆発! 熱血最強的に血液が湧き、性淘汰に完全勝利確定! だから今から日焼けするぞ!」


萌兄「その日焼け! ボクもするよ!」


萌神「兄者! そのマイクロビキニの姿は!?」


萌兄「女性の服を男が着る。その時点で萌えの対象なんだ。それがマイクロビキニの様に、明らかな女性ものを着るとどうなるか? 当然、赤面! かわいい子の赤面姿なんて至高! しかも日焼け跡ができることで恒久的に赤面する! これぞ究極!」


萌神「分かった兄者! 2人で日焼けしよう! そして雄常を萌えさせよう!」


萌兄「うん、行こう!」




アナウンサー「次のニュースです。本日あるアパートの近くでビキニ水着を来た男の子と女の子を保護しました。女の子は


『またか! また国家権力の犬どもは! お前らがすべきことは犯罪の抑制や取り締まりであり、萌えの妨害ではないはずだ! それが何故分からん!?』


と暴れ、男の子は


『イエーイ、雄常くん見てるー?』


とVサインで語っており……」


雄常「……」


ロボ娘「……」


雄常「……ロボ娘、あの2人連れ戻してきてくれ」


ロボ娘「それは生きたままですか死体でですかロボ」

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