萌兄「もう１つのヤンデレの話をしよう。それは即ちヤンキーデレ。最近では男性人気も出てきたけど、これはどちらかと言うと女性からの人気が高い萌えだね。ヤンキーとはかつてはアメリカの一部地域に住む人のことを指したけれども、今では不良を意味する言葉になった。つまりこれは不良好き。不良には決まった外見は無い。けれども、多くは髪を金髪に染めたりピアスを開けたりしていて、タバコや酒を飲んだり違法的なこともしている人もいるね。そんな不良達は気が荒く、喧嘩っ早く暴力等を振るうことも多い。これだけの人間ならば『誰もお前を愛さない』とばかりの態度を取るだろうけど、二次元世界でも現実世界でもそうではない。不良達は人気が高い。これは印象が悪い不良達が少しでもいいことをすると、途端に実はいい人なのでは？　という印象を抱きやすいからなんだ。雨の日に不良が捨て犬に傘を差し出す、なんてやられてみるといい。大体の人がそう思っちゃうよ。人によってはずるい、というと思うけどね。無理矢理心理学的分類をするなら、ストックホルム症候群が若干近いと言えるかもしれない。ただこれはギャップ萌えも混じったところなのは、否定できないかな。でもそれ以外にも不良が好かれる理由はある。彼等は不器用なだけで、仲間や友達に対する優しさはあるし、コミュニケーション能力も備わっているんだ。でも何らかの仕方ない事情、例えば貧乏であったり色んな大人の都合だったり、によって不良になってしまった。つまり悲劇の末の姿なんだ。かつて幼女が語ったように悲劇は男女関係なく惹かれる。そんな生きた不幸とも言うべき姿であるから、不良を放っておかず関わろうとする人間は後を絶えない。そしてそんな彼らの行為に絆されて、最初はツンケンしていたけど危機に颯爽と参上しツンデレ的態度を取る。そんなところなんか最高だよね」

ロボ娘「解説文を変えようともうるさいものはうるさいロボ」