77 アイドル? 待つだー! 死んでまうがーるず!

萌神「アイドルとは皆の憧れであり、美しい! 笑顔を、夢と希望を万人に与えるものである! 触れるアイドルなど距離感こそ変わったが、それは変わらない! そしてその為に彼女達は必死に行動し、努力する! その姿、実に萌え!」


萌兄「それは男のアイドルも同様だね。時に骨が折れていようともライブを行う。また体脂肪率数%以下を維持するために食生活に気をつかい、毎日の運動を欠かさない」


萌兄「哀しい努力しても涙を見せてはならない。それらの漢字を取って『哀努涙あいどるい』。これがなまって『アイドル』になったって民明書房にも書いてあるしね」


雄常「つまり嘘だな。まあそれはともかく、アイドルが人気あるのは分かる。でも何でお前は見るからな激辛料理を食べようとしてるんだ?」


萌神「これができなければアイドルではないからだ!」


雄常「ごめん、よく分からない」


萌神「先程言った様にアイドルは姿を変えた! 歌って踊れるなんて当たり前だからバラエチー番組等もこなして、印象付ける必要がある! そしてその為には体をはらねばならない! 辛いものを食べて悶えるなんて基礎中の基礎!」


萌兄「その通りだよ幼女。だからボクはそんな君の勇姿をしっかり記録するね」


雄常(あ、こいつ逃げたな)


萌神「ありがとう兄者! さあ雄常よ! よく見ているがいい! これを食べ、私がアイドルになる様を!(口を大きく開けて食べながら)」


雄常「……なぁ、ロボ娘。最近のアイドルってこういうものなのか?(辛さにのたうつ萌神を見ながら)」


ロボ娘「残念ながら事実です。これはとあるイケメンオタクアイドルが実際にやりましたし、あるアイドルグループでは激辛部などが作られ、激辛料理に挑戦しています。芸能界で生きるために皆必死なのですロボ(舌を冷やすため、トマトジュースをがぶ飲みする萌神を見ながら)」


雄常「最近のアイドルは大変だなあ……(実はタバスコであったため、マーライオン状態になった萌神を見ながら)」

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