ロボ娘「バンテージ、即ち包帯は怪我をした時に巻くものです。傷口を締め付けることで出血を防いだり、膿や出ている血を吸収。治療の早期化を促し、これ以上の重傷化を防ぐものとしても使われていますロボ」

雄常「そうだな。俺も怪我したときに養護の先生に巻いてもらったし、よく覚えてるわ」

ロボ娘「生命活動を支えるものになるのは頷けます。ですが、こんなものが萌えの材料になるんですか？　これまでの話を総合すると、萌えとは性的な喜びに近いものがありますロボ」

ロボ娘「ところが包帯を巻き付けてしまえば露出度はむしろ下がり、それでは視覚的な刺激の低下になり、性的な興奮は減少、喜ぶのは難しいと考えられます。萌えないと私は思うのですがロボ」

雄常「んー……萌えるんじゃないかな。ほら、ヱヴァンゲリオンの人気キャラ、綾波レイは初登場時包帯を巻いていただろ？」

ロボ娘「検索します、しばしお待ちをロボ……なるほど、確かにそうですねロボ」

雄常「いつだか言ってた不幸少女ってあったろ。あれに近いものがあるんじゃないかな。包帯をする。つまり怪我をした。ということは傷付くような無茶をした、もしくはされたということになる」

雄常「そんな少女の健気さに感じ入り、力を貸したくなる、助けたくなる。つまり好き、って思いを持つことになるんだろう。かなり広い意味になるかもしれないけどこれも萌の1つの形だろ」

ロボ娘「なるほど……少しだけ納得できましたロボ」

雄常「ま、俺は包帯少女萌えってのが分からないから推測でしかないけどな」

ロボ娘「私も萌えは分からないのですが、雄常さんの言っていることは筋が通っていると思いますロボ」

雄常「そうだなー、ところでそろそろ萌神助けるか。さすがにミイラ男のコスプレしてきたときは呆れたけど、これほっといたら死ぬかもしれないしな。口まで包帯で覆ってるし」

萌神（助けてー！　中が蒸れて蒸れて仕方ないんだー！　死ぬー！）

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