75 DT(どうあがいても殺そうとする)を殺す(後編)
萌神「待て待て待て! 勘違いだ勘違い! 童貞を非童貞にしようとするだけだから! この服はそんな貞淑さを持ちながらも乳が強調されているため、性的な衝動をかきたてルパンダイブさせようとするだけだから!」
ロボ娘「つまり雄常さんの操を汚す、一生ものの傷をつけようとしている。言い換えれば人生の翼をへし折り、殺そうとしている。やはりヤるつもりか。ならばヤられる前にヤるロボ」
萌神「いや、そのりくつはおかしい」
ロボ娘「それがお前の遺言か。ここまでパロディとは、お前らしい最後だロボ」
萌神「いや、待て! 頼むから! えーと、えーと、そうだ! この服は一見すると何処から脱がせるか分からない構造をしている! だからベッドで相対したときに脱がすことができずに致せないんだ! だから童貞は童貞のままで、恥ずかしさのあまりに死んでしまう服と言われていて……」
ロボ娘「雄常さんを恥ずかしさで自殺させる……だと……? 雄常さんの輝かしい名に泥を付けるだけでも地獄すら生ぬるいのに、どんな刑罰を望むつもりだ? 石を抱きたいのかロボ?」
雄常「俺そんな偉くないけど」
萌神「あーもう! 分かった! この服やめ! もう脱ぐ! 脱ぐから! 攻撃しない……あれ? あれあれあれ?」
雄常「どうしたんだ? もしかして脱ぎ方が分からないのか?」
萌神「わ、私は萌えの神だぞ! すなわち萌えを極めしもの! その私が数年も歴史を持たない、ひよっこの様な萌えに翻弄されるわけは……! 分からぬわけは……うん! ちっとも分からない! ただの布を魔法で変化させたから脱ぎ方とか分からん! 全然分からん!」
雄常「じゃあ魔法を解けばいいじゃないか」
萌神「そんなことしたらただの布に戻って裸の私が残るんだぞ! あ、でもそれはそれでお前から萌えパワーをもらえる可能性が……」
ロボ娘「公然猥褻と殺人未遂。現行犯で命の逮捕をするロボ」
萌神「命の逮捕ってなんだよお前! って、わー! チェーンソーは使うなって言ったろー!」
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