63 ボクは妹に恋してない(エピローグ)
ロボ娘、夕食準備中
萌兄「という訳で隣に引っ越してきた萌神兄君だよ。3人ともどうかよろしくね。はいこれ引っ越しソバ」
萌神「パチパチパチパチ! 兄者いいぞー! 最高ー! 私ソバ大好きー! ついでに兄者も好きー!」
萌兄「ありがとう。でも幼女。やっぱり兄者じゃなくて兄チャマ、兄くん、あにぃ、のどれかで呼んで欲しいな」
萌神「分かったぞ兄者ー! 肝に銘じたぞ兄者ー!」
萌兄「分かってないねー、うん。ほんっとその点だけは譲らないよね、幼女」
萌神「我ら仲良し兄妹ながら、その点だけは合わぬのは昔からだからな! 恐らく永遠にそうであろう!」
雄常「それにしても戸籍とか無いのによくアパート入れたな。それに家賃も」
萌兄「ああ、その点は全部大丈夫なんだ。一切心配する必要は無いよ」
雄常「何かツテでもあったのか?」
萌兄「ツテは無いよ。だってボクは無断で入ってるんだから」
雄常「普通に犯罪だなそれ」
萌兄「ボク達の衣服は特別性。この衣服を着ている限り人には見えないんだ。特定の人物に許可を出さない限りにはね。だからそれを利用して、君の隣の部屋に居座っているんだ」
萌神「ちなみにロボ娘も私もそうだぞ! だからこそ外出こそ頻繁にしてきたが、一度とて誰にも見られていないんだ!」
萌神「だからこそ、これまでどういう角度からパンチラすると萌えるのか、どういう下着の色がいいのか、検証するため色んな人の下着を覗きこんだ! さらにこの外見だと止められやすいアダルトコーナーに忍び込んできたりしていたんだ!」
雄常「分かった、萌神今日シュークリーム抜きな」
萌神「何故!? 萌えを研究するためにしてきたこの行いのどこに責められる要素が!? まるで思いつかない!?」
萌兄「そうだよ、幼女。常識は守らないと。犯罪は良くない」
雄常「住居不法侵入も断りもなく部屋に居座るのも違法だからな」
萌兄「アウトロー男子に女子は惹かれるものだろう?」
雄常「警察も惹かれてくると思うぞ」
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