萌兄「ぷ……」

雄常「ん？」

萌兄「あっはっはっは、たーのしー。ごめんごめん。冗談なんだ。本当はボクはもう萌えパワーは必要ないんだよ」

雄常「どういうことだ？」

萌兄「ボクは他の人から萌えパワーをもらったのさ。だからこれ以上萌えパワーをもらえないんだ」

萌兄「ただそんな事情を知らないキミをからかうのが面白くてね……つい悪乗りしちゃった。もう体も動けるはずだよ」

雄常「あ、ほんとだ……」

萌兄「幼女がいつまでも帰ってこないから、『これは絶対楽しいことしているに違いない！』と思ったから混ぜてもらいに来たんだ。だってボク、天界でほぼぼっちだったし」

雄常「突然そんなことカミングアウトされても、何と返せばいいのか分からないんだけど」

萌兄「ともあれボクはお隣に引っ越してきたんだ。毎日とは言わないけど、これから頻繁に会いたいと思ってるのでよろしくね」

雄常「あんまよろしくしたくないけどよろしく……」

ガチャ

萌神「雄常！　今帰ったぞ！　新たな萌えを探索する旅は楽しかったぞ！」

ロボ娘「すいません、雄常さん。このアホウから目を離せないために留守番がおろそかになってしまいました。このお詫びとして自爆を……」

萌神「アホウとは何だアホウとは！　私は神々頭脳試験の中で3位を取った神だぞ！　優秀なことこの上ないではないか！」

ロボ娘「それは下から数えての話だ。しかもほぼすべての答えを『萌え』と答えたことも知っているロボ」

萌神「この世の全ての真理は『萌え』で答えられるんだぞ！　それが分からない神々こそアホウというべきだろう!?」

ロボ娘「ならば今すぐ神々全てに叡智を授けてみせろロボ」

萌兄「いやあ、いいねえ。こういうやり取りが見られるって。ぼっちだった頃はほとんど誰かの会話なんて聞いたこと無かったから」

雄常「……ちなみにあんたどうやって萌えパワー手に入れたの？」

萌兄「☆土☆下☆座☆（はあと）」

雄常「よくそれで萌えパワー手に入ったなおい」

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