54 大多数が体制に従う中、孤高にも反逆し世界に逆らうもの。その名は
萌神「それはアホ毛だ!」
ロボ娘「突然叫ぶな。うるさいロボ」
萌神「叫びたくもなるだろう! 何故ならこの萌えは僅かな髪でありながら、その実大きな属性となるものなのだから! そんな萌えを今日は語ってやろう!」
ロボ娘(全然聞きたくない……)
雄常「ロボ娘ー、悪いけど聞いてやってくれー。今晩御飯の準備で手が離せないからさー、代わりに聞いてやってくれー」
ロボ娘「……雄常さんがそう言うでのあれば、一応聞いてやる。一ミリも記憶はしてやらないがロボ」
萌神「お前本当に私と雄常では違う態度取るんだな……」
萌神「まあいい。まずアホ毛とは何か? 通常髪の毛は重力法則に従い垂れるのが普通だが、何本かそれに歯向かい跳ねて空中を目指している毛のことを指す! だからこそこのタイトルなのだ!」
萌神「古来よりアホ毛はそのキャラの感情を現すように動くものなのだ! 恋をしたときにはハート型! 怒ったときにはイカズチ型! 疑問のときにはクエスチョンマーク型! これをすることでただの髪の毛から心を表す記号となり、キャラの心情をよりはっきり伝えることができるアイテムとなるのだ!」
萌神「アホ毛があることで通常の3倍は感情表現豊かになるだろう。さらには応用テクニックまで存在するのだ。例えば口で怒りを言いながらも、髪の毛ではハートを作ることで内心喜ぶというツンデレ的手法すらとれるのだ! ただの一面だけしかない、哀れな程薄っぺらとは対極に行くことができるこの萌え! どうだ、欲しくなっただろう!」
ロボ娘「……いや、要らないロボ」
萌神「ふふん、そんなこと言いながらも本当は欲しいのであろう? このツンデレめ!」
ロボ娘「聞こえなかったのか? 要らないと言っただろう。第一そんなものつける奴の気が知れんロボ」
雄常「えー、俺ロボ娘にアホ毛似合うと思うんだけどなー」
ロボ娘「そう かんけいないね
殺してでも うばいとる ←
ゆずってくれ たのむ!」
萌神「な なにをする きさまー!」
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